2009年9月12日

Two American guests

中国の設計事務所で働く同級生から、
「親友が東京に遊びに行くから、食事に連れて行ってほしい」と
メールがきました。
非常に忙しく働く同級生から来たそのゲストの情報は、
「Brad」という名前だけ。

たどたどしい英語のメールでやりとりをし、
銀座の三越のライオンの銅像横で待ち合わせることになりました。
会社を出て、どきどきしながら三越へ向かうと、
どう考えても「建築」な男子が一人。
全身真っ黒&おしゃれなスニーカー&おしゃれなリュックで
たたずむ男子は、 間違いなくBrad君でした。

今日一緒にごはんを食べる同級生が到着するまで、
二人で銀座建築ツアーに出かけることになった。
これが妹島建築、隈建築、そっちは伊東建築・・・と案内するたび、
「こんな至近距離に、こんなにすごい建築が集まってるの!?」と
大感激のBrad君。

ひたすらにファサードを写真に収め、ディテールも欠かさずパシャパシャ(笑)
「Amaging!!」を連発する笑顔いっぱいのBrad君と歩いていて、
どうしようもなく幸せな気分になったのでした。




この日のごはんは、私がお昼&夜ごはんにたびたび訪れる「虎杖(いたどり)」へ。
「夜の築地市場で営業する居酒屋」に喜んでくれるだろう・・・と思っていたら、大ビンゴ。
彼は非常に喜んで、和食を楽しんでくれました。
ついでに、合流した同級生も大騒ぎで、大いに盛り上がったディナーでした。




ディナー後も建築ツアーは続きます。
築地本願寺→ 歌舞伎座とめぐり、
終電ギリギリでBrad君は宿がある
南千住に帰っていきました。
初日本で宿が「南千住」とは!?中国の同級生はなぜ勧めたのかしら?


Bradの友人がもう一人来日し、土曜日丸一日かけて、
「表参道建築ツアー」にお連れしました。
日本の建築を非常によく知っている上、おしゃれにも非常に詳しい二人。
であれば、「とことんおしゃれな場所に連れて行こう」と、
有名建築に加えて、セレクトショップ、本屋、雑貨屋など、

ファッション誌の情報をフル活用して、あらゆる場所をめぐりました。
もう一人の友人Terris君は、なんと元SOMに勤めていたとか。
「ミッドタウンの開発に携わっていたけど、日本に来たのは初めて」と、
今回初めてミッドタウンを見られて非常にハッピーだったようです。

今は別のデベロッパーに勤めるTerrisとは対照的に、
Bradは中国の設計事務所を先日辞めたばっかり。
「お金がない」という割には、Diorやらセレクトショップでとことん試着している
彼が本当におもしろかった(笑)
西欧の人なので、何を着ても本当にカッコよくて、
Diorの24万円のコートを着た彼には惚れ惚れでした。

マルジェラ、ヨージヤマモト、セレクトショップ「ラブレス」も大喜び。
本屋はユトレヒトが楽しかったようだった。

一番熱狂していたのはコムデギャルソン。
キャーキャーとはしゃぐ二人と一緒に、
私も試着したりして、楽しい時間を過ごす。
結局、あれこれ迷ってギャルソンの香水を買ったBrad。
「どうしよう~、香水高いなー」と迷う彼に、
「その香水を身につけるたび、東京のことを思い出せるよ」と伝えると、彼は納得した様子。


彼らが「Best」と言ったPrada。

「こんなamagingでcoolな東京に住めて、サトコはラッキーだ」っていう、
二人の言葉がとても印象的だった。

東京に住むことがそんなに素敵なことだったなんて、
すっかり忘れていたなあ。

0 件のコメント: