朝はレジデンスでだらだらして過ごす。
ランドリールームで洗濯をしたり、その間掃除機をかけたり。
午前10時すぎに部屋を出る。
本日も快晴です。
やってきたのはチャイナタウン。
実は一度もちゃんと見たことがなかった。
街に新しい建物が立ち、どんどんきれいになるニューヨーク。
それなのに、チャイナタウンは変化があまりないらしい。
「中国バス」という(たぶん不法な)長距離バスが発着していて、
噂ではボストンまで片道10ドルとか。
乗ってみたい~。
実は一度もちゃんと見たことがなかった。
街に新しい建物が立ち、どんどんきれいになるニューヨーク。
それなのに、チャイナタウンは変化があまりないらしい。
「中国バス」という(たぶん不法な)長距離バスが発着していて、
噂ではボストンまで片道10ドルとか。
乗ってみたい~。
血筋なんだろうけど「餅屋」という表記には敏感な私。
チャイナタウンの「餅屋」とは、どうやらお菓子屋のことらしく、
マーラーカオ(蒸しパン)やおなじみのエッグタルトが
無造作に、でも最高に美味しそうに積みあがっていた。
お菓子のウィンドウショッピングを楽しんでいたところ、
あれは「中国バス」では?と思うような怪しい白いバンを発見。
おばあさんがお札を渡してバンに乗り込んだのだ。
でも、特に汚い感じでもないし、この普通のバンで10ドルだったら
私も乗って、ボストン美術館に行きたいなあ。
ゴチャゴチャした雑貨屋さんが楽しくて、じっくりと見ていく。
「ムーミン風」のずん胴の白い動物が描かれた
お風呂椅子(って、外国も使うの?)が気になった。
物事にとらわれることなく、自由に模倣ってところがいい。
これまで海外からヤカンもフライパンも鍋も持ち帰ったことがあるけど、
さすがにお風呂の椅子を日本まで持ち帰るのは難しい。
残念だなあ。
今日チャイナタウンにきたのは、「飲茶」を食べるため。
本によると、ニューヨークにも高級中華料理の「福臨門」があって、
お昼の飲茶が安くておいしい、とのこと。
ウィークデーの月曜日、午前11時・・・とあって、お客さんは数組。
ラッキーだ☆
エビシュウマイ、スペアリブのトウチソース蒸し、はすの葉チマキ、
エビの米粉蒸し・・・を選んだけど、本当においしい!
驚異的な食欲なのですが、この4種類をペロっと食べてしまったのです。
これで15ドル!安い~。
日本で食べると最低でもランチで5000円、ディナーで1万円はするのに。
「福臨門」で杏仁豆腐を食べなかったワケはこちら。
デザートはここのお豆腐スイーツが食べたかったのです。
しかし、店は驚くほど簡素なつくり。
袋に詰められた豆腐が「大」「小」と分けて置いてあるだけ。
あとは蓋が閉まった鍋があるのみ。
「あの~、何売ってるの?」と英語で聞くが、
お店の人は中国語しか話せない様子。
「ホワット!?」と繰り返してきいて、答えてくれたのは「トーファ~」。
そうそう、探していたのはたぶんそのお菓子。
近くの公園のベンチでその「豆腐花」を食べる。
サンフランシスコもそうだけど、チャイナタウンにある公園は面白い。
変な「健康体操」に勤しむ老人が、あちこちで運動している。
今回気になったのは、ひたすら岩をなでる老人。
写真に(できれば動画で)撮りたかったなあ。
苦労して購入した「豆腐花」は、絹ごしの豆腐にシロップを
かけたような味だった。にがりのような味もほのかにします。
飲茶を大量に食べたあとにもかかわらず、
絵筆を洗うバケツほどある「豆腐花」をペロっと平らげてしまった。
これで1ドル!
チャイナタウンから歩いて、SOHOまで来ました。
こちらトッズのクリエイティブデザイナーも務める
「DEREK LAM」のお店。高級なので当然買えないけど、
店舗設計がSANAAなので見にきたのです。
外からうかがうと、東京都現代美術館で見た展示と同じように
アクリルを使った空間が!
意を決して入って、ドアマンに「Hello」。
そして、ぐるっとお店を見て、「写真を撮っていいか」と聞いたとき、
置くから品のよい紳士が出てきました。
私が服ではなく、あからさまに空間を見ている私にピンときたようで、
「撮影はダメなんだ。でも、聞いてくれてありがとう」のあと、
「ここはSANAAが作った空間。すごく美しいよね」と
一所懸命説明してくれた。
なんていい紳士なのかしら。
それにしても美しい空間。
厚さ3センチほどのアクリルが繊細で、でも力強くて、
そしてレンガの空間とぴったり合っていて素敵だったなあ。
あー、本当に素晴らしい天気☆・・・とのんびり歩いていて、
地図を見直したところ、さきほどの「DEREK LAM」のそばに、
「Opening Celemony」があったのだった!
見逃したっ。Tut!!
本当に暑い日で、カフェのベンチでひと休み。
レモネードを飲みながら、ボーっとするだけで楽しい。
歩いていたら、最近できたばかりっぽい本屋さんを発見。
「McNALLY JACKSON」というお店で、人気ドラマの「Gossip Girl」の
撮影にも使われたらしい(と雑誌にあった)。
すべて新刊のせいか、ラインナップがイマイチつまらない。
それよりも素晴らしいお店はこちらのほう。
SOHOのど真ん中にあった「Housing Works Bookstotre cafe」。
古本のセレクトが楽しく、お店の雰囲気もすてきだった。
奥はカフェスペースで、大学生らしき人たちが猛烈に勉強をしたり、
近所の人がお茶をしていたり、とにかくいい感じの空間だった。
続いての熱狂はこちらの店で。
「steven alan」はセレクトショップでたびたび見たけど、
路面店に来たのは初めてだ。
シャツやジャケット、セーターなどトラッドなアイテムが多く、
日本で見たときも、「かわいいなあ」と思ってたけど、
現地で見るとなおさらかわいい。
日本よりは格段に安いので、たまらず水玉のシャツを購入してしまった。
店ごと買い占めたいわ。再び、SANAA建築。
何度見ても、魅力的な建物です。
昨年見学したけど、今回も見学したかったなぁ(この日は休館日)。
このまま突き進んでLower East Sideのほうへ歩きます。
わざわざLESにやってきたのは、ここのカップケーキ屋さんに
来たかったから。名前は「Suger Sweet Sunshine」というお店です。
午後4時くらいだったけど、カラフルなカップケーキが残っていました。
ラッキー。
本当はカラフルなカップケーキが食べたかったけど、
苦手な「ミント」味だったのでやめる。
左はピスタチオ、右はレモン。
アメリカのお菓子にしては、スポンジ部分が甘さ控えめで美味しい!
よく歩いておなかが空いていたので、いっきに食べてしまう。
お店では近所の高校生たちがなにやら楽しそうにお話中。
この女の子たち、ものすごいオシャレな高校生だった。
どうってことないリュックで特別高価なものは身に着けていないのに、
サラッと着たジーンズや、古着っぽいベロアのジャケットが
とてもおしゃれだった。
「ニューヨーク・ストリートスナップ」とか、雑誌の企画があったら
間違いなく載せたい雰囲気の子たちだった。
楽しそうに話しながら、ケーキを何個もパクパク食べる!
それであのスタイルなんだから、若いって素晴らしいことだ。
この後はLESのお店をまわる。
6年前、このあたりを通ったときは、夕方になると物騒な感じだったけど、
面白いセレクトショップや古着屋さん、美味しいカフェが並んでいて
SOHOよりもこちらのほうがずっとおもしろい。
ハイブランドと一緒に、作家が作ったようなハンドメイドのアクセサリーを
一緒に売っていたり、すごくセレクトに凝った古着屋さんがあったり。
くまなく回っていたら、とても時間がかかった。
急いでアップタウンに戻り、最後のショッピングスポット
「バーニーズ・ニューヨーク」へ!!
1年で一番楽しいショッピングの時間だ。
上から下まで、2時間ほどかけてウロウロする。
もっとも楽しいのは、やっぱりcoopのあたり。ちょっとリーズナブルだし、
日本には入荷していないブランドの面白い洋服が見つかることが多い。
「いいじゃな~い!!ブーツとか合わせたら最高だと思うわ!」とか、
相変わらず大げさに、そして面白いことを次々言ってくる。
特に、ゲイの男性店員。
「あなたのブラック・ボブ、最高にクールだわ。アメージング!!」とか(笑)
夕方の靴売り場はさらに楽しい。
ものすごいハイファッションのおばあさんが、
ルブタンの靴を試着していたり、今回は近所から犬の散歩がてら
(犬連れで靴売り場に来ている)、買い物にきていた。
このあたりの高級マンションに住んでいるような人は、
犬の散歩がてら、バーニーズでシャネルを買うのね。
そうこうしていると、すっかり夜。
今夜のディナーは、こちら。
なぞの「ハンバーガーショップ」です。
こちら、カーネギーホール横にある高級ホテル
「ル・パーカー・メリディアン」の中。すてきなフロントのすぐ横の
ベロアの幕をかきわけると、怪しいハンバーガーのネオンが光ります。
なんと、そこがハンバーガーショップの入り口です。
なんと、そこがハンバーガーショップの入り口です。
店に一歩入ると、普通のハンバーガー屋さんです。
「バーガー・ジョイント」というお店が入居しているようで、
ホテルの宿泊者や近所のサラリーマンで午後9時にも
かかわらず大混雑。しかも、高級ホテルの中なので、
来ているお客さんも素敵な感じです。加えて、現在国連開催中。
「勤務中、だよね?」という雰囲気のSPが、
耳にイヤホンをしながら入店してきたのはおかしかったなあ。
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