2010年5月14日

Newyork 6th day: May 1st②


夜、先月来日したニューヨーカーのみなさんと
ごはんを食べに行くことになった。

アメリカ人と約束なんて、サンフランシスコのおじさんとしか
したことがなかったから勝手がわからなかったけど、
さすがヤングなアメリカン。連絡のすべては「facebook」なのです。
「ちょっと遅れる~」「じゃあ、5時すぎに〇〇で」みたいな
重要な内容がすべてはここに。
あ~!これがないとニューヨークで迷子になるところだった。



ごはんの前に「映画を見に行こう!」ということになり、
推薦されたのが、London&NYで封切られたBanksyの映画
昨年NYにきたとき、偶然にもBanksyの作品集を買っていたから、
現地で見られるなんて、なんてラッキー!
ただ、見終わった後の感想がみな同じ、
「これってさ、Banksyの映画じゃないよね!」

BanksyやShepard Faireyの記録をとっていたThierry Guettaが、
ストリートアーティストと交流するうちに彼らに感化され、
見よう見真似でアーティスト「Mr.Brainwash」として活動を始めたら、
それが大うけした・・・という、Mr.Brainwashのサクセスストーリーだった。

Mr.Brainwashって、マドンナのベストアルバムのジャケットなんかを
デザインする“すごいグラフィックアーティスト”だと思ってたけど、
その裏側は、コミカルな「フツウのおじさん」。
いかに棚ボタでスター・アーティストに上り詰めたのかをつづった
かなりコミカルなドキュメンタリー映画だった。
Mr.Brainwashのイメージがとたんに庶民的に思えて、
「本当にこれでいいのかしら?」と心配してしまうような内容だった。

キンコーズで印刷されているシーンまで出てきてびっくり。
あんな有名なアーティストが、キンコーズで作業をしているなんて!
まあ、面白かったからいいけど。

しかし、相変わらずクールで過激だったのはBanksy。
ディズニーランドの映像は初めて見たけど、かなり衝撃だった。
(wikiに詳細アリ)
日本での上映予定は聞かないけど、日本語訳できちんと見たいなあ。



左からDebbie,Jeniffer,Salih。
いつも思うけど、Jenifferの髪型がかっこよすぎる。



さて、ごはんにつれてきてもらったのは、
彼らが「That's American」と言い切った、テキサスに本拠地を置く
BBQレストラン「HILL COUNTRY」。
予約をしたのになぜか30分待ち。さすがアメリカ(笑)


店に入ると、ガタイのよい男性がキッチンに。
注文が入るたびに大声を出しながら肉をカット!



肉はこうして計り売り。
プライムリブ、バックリブ・・・など各種部位によって値段が違う。
「プライムリブをハーフパウンド」という具合に注文する。
中には座布団のような厚さの肉の塊をうれしそうに運ぶ人や、
全部位を山盛りにして食べるお客も。
うー、アメリカ!



これはいわば「ミートカルテ」。
何をどのくらい頼んだのか、すべてここに記載され、
最後にお会計に進みます。



「もう何度もきてる」というSalihおすすめのコーンブレッドや、
サラダなんかを注文して、これで30ドル弱。
お肉、上からだとわかりにくいけど、
ふかふかの絨毯くらいの厚さがあります。



こんな感じ。
おしゃれさ、マナー、そっちのけで、「かぶりつく」のがいいんです。



食後、もう一人のニューヨーカー、Fu君のお宅にお邪魔しました。
このFu君、大変なおいしいもの好きらしく、日本に来た時は
別行動で築地の高級寿司を食べにきたツワモノです。
なんでディナーに来なかったって、たぶん、
「HILL COUNTORYみたいなところはヤダ」が本音だろうね。



久々にアメリカ人のお宅を拝見しました。
EASTVILLAGEにあるFu君のお宅は、「一人暮らしにしては広め」
らしい。確かに、広いリビングに5畳ほどのベッドルームと
一人暮らしにしては十分。
リビングの真ん中にどっかり置かれた巨大ソファーがアメリカっぽい!
とにかく、楽しい夜でした。

長々とお邪魔して、午前0時ごろ、ホテルの部屋に戻る。
明日は帰国日。

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