2010年5月5日

Newyork 4th day: April 29th


今朝はセントラルパークの入り口にあるタイムワーナーセンターへ
朝ごはんを買いにきました。
今日からようやく温かくなるらしいので、中に入る「BOUCHON BAKERY」で
パンを買って、セントラルパークで食べようって魂胆です。
上は高級ホテル「マンダリン・オリエンタル」が入るだけあって、
来ているお客さんもUpperな香りが漂ってます。



5月のセントラルパークには初めて来ました。
樹齢が違うのか、木の種類が違うのかわからないけど、
びっくりするほど鮮やかな黄緑。
平日の午前中だって、ジョギングに励む人、
ローラーブレードを楽しむ人で、公園は活気に溢れていました。



昨日と風の冷たさが明らかに違う。
大好きなレモンポピーシードマフィンを食べつつ、
のんびりした公園の雰囲気を満喫。
肝心のマフィンのお味。
3つ星を獲得したレストランが監修・・・ということだけど、
アメリカでこの味は上品すぎて物足りない。
3ドルの高級マフィンより、ベンダーで1ドルで売っているような、
オバケ級の大きさのマフィンのほうが肌に合っているみたい。
冬の東京でオリオンビールを飲むような、そんな違和感。

マフィン片手にボーっとしていると、なんとビックリ、
リスが近くまでやってきてマフィンを狙っている!
小さいころ、サル山でカールを食べていて襲われた悪夢が
フラッシュバック。
フツウは「Thats Cuuuuuute!」とカメラを構えるところ、
「シッシ!」と手で威嚇する私の姿を見た老夫婦に怪訝な顔をされた。
だって、サルの悪夢が~!



さて、本日は唯一見ようと思っていたホイットニー美術館の
3年に一度の展覧会「WHITNEY BIENNIAL」を見に来ました。
ここはグッゲンハイムやメトロポリタンよりも観光客が少なく、
私が訪れた日もどこかの美大ちっくな人たちが授業の一環で
やってきていました。
ただ、今回の私の気分が「アート」の方向に全く向かず、
「お昼どうしようかな~」とかそんなことで頭がいっぱい。
「WHITNEY BIENNIAL」自体が若手の作品が多いせいか、
圧倒的な感動がないのも理由の一つなのかしら。
「戦争」を風刺的に扱った作品が多いのも何となく薄い。
これほど冷めた気持ちになるのも珍しいけど、サラーッと回遊して
結局飽き飽きしてすぐに美術館を出てしまった。

ということで、後に予定していたギャラリーめぐりもカット。
今回はアート抜きのNYを楽しもうと決めた。
と、まっすぐ向かったのは大大大好きなBarneys New Yorkへ。
ひたすら消費主義を行くのだ・・・と思って、意気揚々と店を見て回るが、
こんなときに限って、欲しいものがまるでない。
(正確には、あったけど高くて手が出ず)
はー、ほんと残念。
1年に1度、Upper East Sideのここで買い物をするのが
私の最高の楽しみなのに。

ただ、今回も靴売り場は猛烈なお客様でいっぱい。
山積みの箱をドライバーに持たせるミリオネア、
猛烈なドラッグクイーンも10センチ以上のニーハイブーツをお買い上げ。
まるでアメリカのドラマから抜け出してきたような
紳士淑女がウゴウゴと買い物に勤しむ姿が、本当に壮観。
これでこそニューヨーク。見たかった風景なのです。




昨日生まれた同僚の子どものお祝いがないか、
おもちゃ屋さんを物色。
アメリカの子どものおもちゃって、本当に美意識が違うのよね。
お人形さんもリアルすぎて、大人だって夜中にこんなお人形を見たら
毎度ビックリしてしまう。
こんなもんをお土産で渡したら私の評判がガタ落ちだわ。



おぉ!
これは、LEGOのArchitectureシリーズ。
友達から「落水荘があったら買ってきて」といわれていたけど、
当然あるわけがなく、新作はシカゴのジョン・ハンコック・センターでした。
うーん、これはツウ向け。
よほど高層ビル好きじゃないと響かない。
私が担当者だったら、シカゴはミースの「レイクショアドライブ・アパート」に
するけどね。

 

バービーの新作もおしゃれ!
でも、これが子どもにウケるとは思えないぞ。



これはこれは!
靴で有名なクリスチャン・ルブタンバージョン。
お値段も高めで2万円弱。
これを買うならがんばってルブタンの靴を買うよね。

 


5番街のapple store、初めてきました。お店はすべて地下。
広場でfree wifiでメールをチェックすると、インドに旅立った
せどっちからメールが!
「40度近く、拭けども拭けども汗が流れる南インド!」という冒頭で、
旅する彼女の姿を思い浮かべてしまった。元気そうで何より。
そして、アメリカとインド、同じ時間にまったく違う旅を
していることが本当に不思議。
こうして遠い友達とメールし合えるなんて、iphoneを買ってよかった。



さて、ニューヨークの私はおなかがすいたので、East Villageへ移動。
「PORCHETTA」というお店の豚サンドを食べに来ました。
これで10ドルだからちっとも安くないんだけど、
グルメサンドイッチとだけあって、味はとても美味しい。
残念なのはコーラ。
ナチュラル志向なのか、「カフェインフリーの天然コーラ」しか扱わず、
これがコーラ以上に薬の味。
体に悪くても、味はDiet Colaに勝るものなし。



外がにわかに騒がしい。
と思ったら、なにやら撮影が始まった。
店の人に「何の撮影?」と聞くと、なんと「実写版スマーフ」の撮影。
なんと、なんと!大好きなスマーフ!?



豚サンドを一気に食べ終えて、外で撮影を観察。
撮影の様子をカメラで撮ろうとしたら、「ダメー!」と叱られた。
仕方がないと思ってたら、おじさんスタッフが近寄ってきた。
「どっからきたの?」「日本だよ。」
「スマーフ好き?」「好き!」
「せっかくだから、今なら撮っていいよ」「本当、やったー」
ってな具合で、簡単に撮影許可。
「こちら、クレーンのトミーだよ」とかなんとか、スタッフの人まで
紹介してもらった。
最後に、「スマーフはどこにいるの?」と質問すると、笑われて、
「スマーフはいないよ。全部CGなんだ」だって。
そりゃそうだ。



こんなディレクターチェアを撮影できるなんて!夢みたい。





しかし今日は昨日から一転、本当に暑い日なのです。




ぶらぶら歩いていたら、古着屋さんを発見。
広いお店だけど、かなりカワイイ商品をセレクトしたお店だった。
そのくせ、値段がやけに安い。



このノースリーブで5ドル。
なんだか不思議柄で買ってしまった。



さて、暑いしちょっと疲れたので、部屋に戻る。
7階にテラスがあると聞いていたので行ってみると、
これが本当に見事に素敵なテラス。
ベビーシッターが赤ちゃんを連れてお散歩中でした。



真向かいに見えるのは、なんとニューヨーク証券取引所。
下に見えるのはすべてパトカーで、24時間厳戒警備です。





夜までちょっと時間があるので、さらにやって来たのはチャイナタウン。
前回も楽しかったけど、今回もますますチャイナタウンは
面白い香りがします。
中国語のおばちゃんの横を、猛烈にファッショナブルな若者が
歩いていく姿を見るたび、この辺りでは面白いことが起きているに
違いない・・・と確信してしまう。



何もない通りに突如現れるセレクトショップ「PROJECT No.8」とか。
すっごいオシャレな床屋さんとか。
中国語しか話せないおばちゃんから1ドル50セントで買った
タピオカドリンクを飲みながらどんどん歩いてSOHOへ。



SOHOの道路には、ものすごい人だかり。
「なんだ、なんだ」と近寄るが、みんな何をするでもなく、
ひたすらシャッターの前でたむろするばかり。
「何のパーティー?」「さあ?」という具合に、野次馬が
野次馬を呼んで大変なことになっていました。

ワケもわからず、しばし集団を観察していると、
なんと、なんと!VISIONAIREの発行人の一人、Cecilia Deanが!
雑誌で見た人が目の前にいるなんて。




集団の正体は、SCOTT CAMBELLの個展の
オープニングパーティーに集った人々でした。
午後6時、ガラガラとシャッターが開き、「倉庫でしょ」といった
雰囲気の場所で個展が始まりました。
半開きのシャッターの下にはステンシルで個展の名前が。
なんと粋な演出なんでしょ。



展示場所は倉庫を改造したギャラリーではなく、
間違いなく倉庫を一時利用した感じ。



フェイクのお金を使ったレリーフ作品を展示していました。
ここで、スタッフが作品の写真とプライスリストを落とした
ipadを持ってお客と交渉中。
なるほど、こういう使い方は便利だね。



さて、今夜のディナーは、グルメなニューヨーカーFu君から
教えてもらったピッツェリア「Motorino」で。
予約もしていないし、門前払い覚悟で向かったら、
すでに午後9時すぎだったせいか、「20分待ちで」とのこと。
「Great Pizza」とメールをもらっていたので、わくわく。



さて、ようやくピザディナー。
マルゲリータとアンチョビ&モッツァレラのピザを注文したけど、
これが本当においしかった!特に、後者。
モッツァレラチーズが手作りなのか、濃厚で美味。
また来たい!

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