2010年5月31日

ついに!


ついにあの映画の4人が来日!
アジアでの会見は日本が唯一だからなのか、韓国、台湾、香港などの
ジャーナリストで会場は異様な熱気でした。
会場で流れた長い予告編を見るだけで、ダーっと涙が出そうになり、
一人で大興奮。登場した瞬間はそのピークで、我を忘れて、
危うく両手を振りそうになりました。(振ってる人もいたけど)
そして、生で見た4人はみな豆のような小顔で、驚くほどスリム!
サラジェシカだけでなく、みなさんから女優魂をムンムン感じました。

夢のような時間はあっという間でした。
「幸せのチョイスはそれぞれ」とは監督談、いい言葉です。
それにしても、サラジェシカ、おしゃれだったー(ボキャブラリー少ない)。

※写真は六本木ヒルズにデカデカと掲げられた映画の宣伝。
その広告のしたでは日章旗を掲げた団体の方々がワーワーと・・・。

2010年5月27日

再び繁忙期


またもや仕事で忙しい。たぶん来週はテンテコマイ。
異様に忙しかった4月を経て、5月はこっそり「脱仕事宣言」を
掲げていて、やりたい放題グータラしていたけど、
いよいよそうもいかなそうだ(当たり前か)。

ということで、とある特集に向けてリサーチ中。
日の出、馬喰町・・・といえば、リノベーション。
といっても、巷で語りつくされたものをやっても面白くないから、
何か変化球を付けられないかなあ~・・・とぼんやり考えている。

時間はないけど、会社にいてPCを前にしているより、
実はアテもなくぶらぶらしているほうが数段収穫がある。
特にこれまで一緒に仕事をさせてもらった人から、
再びナイスヒントをもらうことが多い。
ヒントをもらって、その通りに調べていくと、
また興味深い人に出会って、仕事につながって・・・って、
すごろくみたいな感じで進むことが多くて面白い。
年々その相談する人が増えてきて、そのたび「長いことこの会社で
働いているんだなあ」と度々思う。
いいことかどうかはわからないけど。

2010年5月25日

アメリ会


ますます活動が活気付く「アメリ会」(※アメリカ食を愛する者の集い)。
アメリカから帰国して連日アメリカンフードが恋しいワケだけど、
会社でマクドナルドなんて食べたものなら、
「え~、またマック食べてるの?」とか「へ~、そんなに美味しい?」とか。

ノンノン、わかってないね。
霜降りを愛する日本国民にとっては、アメリカの牛肉なんて、
「狂牛病になるよ」的な扱いだけど、アメリカのお肉って
本当に美味しいんだから!
もちろん日本食のほうが繊細なお味で体にもいいんだろうけど、
「美味しさ」の質が違うのよね、アメリカンフードは。

この会は、声を大にして「ジャンクフードが大好き!」と言える唯一の場。
ついでに、この場では私が食べたいだけ食べても誰も驚きません。
なんたって、他の会員もものすごい食欲だから。

我が「アメリ会」の会長は、米国でも見劣りしない体格が自慢で、
1年ほど前に開催した「プライムリブ」の会では、
辞書ほどの分厚さのお肉を召し上がっておられました。
すごいのは食欲だけじゃなく、政治・経済・科学ネタから、
ハリウッドセレブのゴシップ、料理ネタまで、投げかけた質問には
何だって答えられるその高いIQ。
「アメリ会」会長だけあって、ご専門は「アメリカ軍事史」。
英語だってペラペラです。
外見はマフィアのようですが、カラフルな琺瑯鍋「ル・クルーゼ」の
コレクションも持つ、ガーリーな一面もあるみたい。

5月は2回も「アメリ会」を開催しました。
1回目はハンバーガーを食べに水道橋の「I-Kousya」。



グリルドマッシュルームバーガーを注文。
肉肉しくて、とてもおいしかった。
けど、ソースの味が少し強かったので、次はシンプルに
チーズバーガーを注文したいところ。




2回目はスペアリブを食べに「Tony Roma's」へ。
この日は会長は欠席で、その代わりに「入会希望」の方が
「プレ会員」として参加。
全米一周の経験もある「プレ会員」の方ですが、
「もしどこでも暮らしていいよって言われたら、どこに住む」と
なんとなくした質問に、うっかり「ニュージーランド」と答えるなど、
アメリカンフードへの忠誠心は、まだまだ怪しいかもな(笑)

早く会員証を作らないと。



2010年5月23日

われ茶会


以前からお世話になっていたギャラリーをふらっと訪れてみたら、
なにやら変わったお茶会をやっていたので、参加させてもらった。
「何派でもないのよ、しいて言えば『われ茶流』??」と言われた。
「われ茶流??」

※写真は漆を塗った枝だけど「くろもじ」です



正統な茶道具は茶せん、茶杓、ひしゃくくらい?
あとは見立てによるものだったけど、
何でもかんでもやけに素敵だった。
まん丸の「炭入れ」は元々瓢箪だって!



「われ茶流」の由来は、金継ぎをして復活させたお茶碗を
使っているから。
このお茶碗がどれもこれも、がたがたとイビツな形なんだけど、
本当にいい形!
すべての茶碗には、割れたワケや割れるに至ったストーリーが
あって、亭主(って作家さんだけど)がいくつか話してくれたけど、
面白かったなあ。




2010年5月22日

横山裕一展


近頃、恐ろしく美術から遠ざかっていて、
美術館にもギャラリーにも行かなくなってしまった。
毎週何かしら見ていた過去に比べると、今年なんて
まだ10も展示を見ていない。
そんな中、「これだけは!」と思っていたのが、
漫画家・横山裕一さんの初の大規模個展。
空いているときに思う存分堪能したいと、雨の日に
わざわざ半休をとって川崎市民ミュージアムまで行ってきた。

 

もーう!
展示会場に入るやいなや大興奮!

 

サンフランシスコの「NewPeople」同様、会場のデザインは
トラフが担当。
「この芝、気になる」と思ったら・・・、


ひょっとしてここから?

 

話の筋もなく、せりふもなく、ひたすら効果音だけ。
それでも定規で引いたような直線だらけであれほど豊かな
画面にしてしまうのは、すごいテクニック。
驚くアングルでひとつの場面を執拗に追いかけるところも、
飽きない理由のひとつかも。
「あー、あるある」というちょっとしたことを
1万倍くらいに大げさに描きこむところがおかしくておかしくて。
じーっと眺めていたらあっという間に2時間。



時間があれば是非とも食べたかった!!
漫画鑑賞に時間をかけ過ぎて、出社時間が迫っているので
泣く泣く会社へ。
作家紹介のパネルでさえ大笑いできる、楽しい展示でした。


2010年5月21日

31


めでたく31歳になりました。
たくさんの人から「おめでとう」を言われ、プレゼントや手紙をもらって。
おばさんにジリジリと近づいているのは嫌だけど、
誕生日の1日は毎年幸せです。
毎年思うことだけど、小学生のころは
「31歳なんて、結婚して、子供生んで、家買って、
世田谷あたりに住んで、PTAに参加してる」と思っていました。
その1週間前、友人からのエアメールと一緒に、
父から珍しく封書の手紙が。
友人の楽しく嬉しい「おめでとう」のハガキの後だったので、
父の手紙を開きながら、「商品券入ってたりして~」とうきうきした私。
大バカでした。
読めば、「青森で転職をしないか云々」という内容。
採用試験の「募集要項」まで入っていて、漫画の主人公のように、
手紙をハラリと落としそうになるほど驚きました。

期待させてはマズイと速攻電話してみると、
「いやいや、気にしないで。読み流してくれて結構。ハハハ」って。
そんなワケないでしょう、と詰め寄ると、
「こんな機会もあるって言いたかっただけ」「気にするな」
「ここで育ってないのに、無理だよ」の連発で、のらりくらり。
結局、「そういえば松井がさ~」と大リーグの話で終わってしまった。

これまで私が何をしようとも、「いいよ、自分で決めたことだろ」と
言い続けてきた父親が、私の人生に口出しするとは結構な非常事態。
「今のジャンルの仕事に磨きをかけてほしい」という内容とともに、
「お金のことで困ってほしくないから、青森の優良企業で働いて」と。

願書の提出期限は私の誕生日。
電話では「絶対に無理」と宣言したものの、気になって、気になって、
東京支社に願書を取りにいって、また悩み・・・。
ところが、母の電話によると、「サトコの人生に口出ししちゃった」と
逆に父親がウジウジと悩んでいるらしい。
娘に嫌われたくない父と、父に嫌われたくない娘が、
青森と東京で互いに悩んだ1週間でした。

考え抜いた結果、「やっぱり無理」。
友達に相談したところ、「たとえ青森で働くにしても、今なのかな?」と
言われて「なるほど」と思いました。
確かに、「一生無理」とは言わないけど、「今は無理」。

タイムリーに、私がNYから送ったエアメールが実家に届いたらしい。
「かっこいいもの、美しいもの、おしゃれなもの、おいしいものが大好きで、
大人になってもそれを追いかけたい欲望が抑えきれない」
「あわただしいNYで、『やっぱり最高』と思える自分がいて嬉しくなった」と
綴った手紙(私はすっかり忘れてたけど)を読んだ両親は、
「こんな様子じゃ、青森は無理」とあっさり諦めたらしい。
あー、エアメール送っておいて本当にヨカッタ(笑)

それはともかく、私が青森で暮らす姿はやっぱり想像できなかった。
高収入な仕事に、憧れのビートル&家があっても、
おしゃれな洋服屋さんも映画館も、
気の利いた本屋さんもクラブもない街で、私は一人休日に何をするんだろう。
ましてや青森に友達なんて一人もいない。
これまで仲良くしてくれた人にお別れを言って、
仕方なく青森の酒場で友達を作リ直すなんて、そんなの嫌だ。

「それでよかったのよ。お父さんにだって、
『あの娘、ここで大人しくしていられないわよ』って言ってたのよ」とは母談。
「まだ若いのよ。あなたは東京にいる意味があるの」と。
母も大学卒業後に青森に戻り、「会社で浮きまくった」タイプ。
カエルの子はカエルで、数日前、カチカチの企業に願書取りに行くときも、
私は真っ赤なマニキュア塗って、ミニスカートでした(笑)
この1年でシフトチェンジして、お金のためだけの超田舎生活は、
私にはできないのです。

というわけで気分すっきり。
31歳も休まずとまらず。
いろいろなところに行って、かっこいいもの、おしゃれなもの、
おいしいものをグングン吸収しようと思います。




友達から饅頭31個いただきました。
Thank You!!




2010年5月19日

違和感


ノースウェスト航空が姿を消し、「悲しいな」と思ってたのもつかの間。
今度はユナイテッド航空の立場が危ない!

もともとネイビー&レッドがテーマカラーだったのに、
コンチネンタル航空カラーにチェンジ。
ユナイテッドの「U」のマークはどこへやら、コンチネンタルのマークに
完全に乗っ取られてしまった。
マニアックな話だけど、ユナイテッドはそのロゴもテーマカラー、
ついでにCAの制服、アメリカらしい雑で大味なサービスを含めて
好きな航空会社だったから少し寂しい。

2010年5月18日

うわさのパンケーキ

アメリカ滞在の後半。
「あー、NYもあとちょっと」と思うと悲しくて、ちょっとでもアメリカを
吸収したいと、地下鉄の駅で深呼吸したせいか??
アメリカから帰ってきたとたん、タチの悪い風邪にかかり、
めずらしく1週間も寝込みました。

GW前半の3日に帰ってきたものの、あとは体調が悪くて
ずっと家の中でごろごろ。
午前10時に起きて、朝ごはん食べて、薬が効き始めたあたりで
「ちょっと昼寝・・・」のつもりが翌朝6時に目が覚めたり!




唯一したことといえばコレ。
仕事のリサーチのため、休日の午後、うわさのパンケーキ
目指して1時間も並びました。
中高生がわいわいするあの裏原宿で、パンケーキのために1時間並ぶとは
やはりちょっとつらかった。
その先にあるものが「絶品パンケーキ」だったら許せるけど、
アメリカから帰ったばかりだからか、クオリティはう~ん・・・??

ハワイの店に行った人曰く、「ハワイのお店はほんと美味しいの!」。
だけど、お店は内装も店員さんの雰囲気も完全に「ニホン」な感じです。
休日だったせいか、お客さんは女子中高生が多かった。
たぶんもう行かない。


2010年5月17日

iphone


iphoneにしてから2週間。
「まるで前から持ってたみたいだね」と言われるほど、
たった2週間で完全にとりこです。

どっかお茶しに行くときも本よりiphoneを持ち出すようになった。
これを入手したと同時に、3人の友達が海外に出て行ったこともあって、
「お、ロンドンのコウヘイ君だ」「あ、ニューヨークのヨネちゃんから!」
「インドのせどっちだ」ってな具合に、メールやらfacebookのメッセージが
世界のあちこちから入ってくる。

朝に何を食べたとか、見ている景色とか、新しく住む場所を見つけたとか。
3時間、8時間、14時間とずれた時間の中でみんなの様子を知らせる
メッセージが寝る前に届いたり、通勤電車の中で受信したりするのが
不思議でたまらない。

2010年5月16日

おみやげチェック


恒例のおみやげチェック。
今回買った雑貨はこれだけ!?
カードもワンピース1枚&安売りデパートで買った靴1足を
買っただけ。






新しいハニーベアーは4ドル。
非常においしい!



今年新しくしたパスポートの記念すべき初ビザは「韓国」だった。
アメリカ好きとしてはかなり不満。
ようやく「アメリカ合衆国」のハンコがパスポートについて一安心!


2010年5月15日

Newyork 7th day: May 2nd


今回泊まったところ、フィリップ・スタルクがデザインなさったそうな。
ロビーはゴージャスです。ロビーは。



パッキングも終わったので、朝ごはんを買いに行こうと
コンドミニアムを出たら、またも何かの撮影中。
「何の撮影?」と聞くと、こちらは携帯電話の撮影らしい。
オール白の衣装に身を包んだエキストラが、数年前に流れた
GAPのCMのように横断歩道でダンス、ダンス!
ついでにこちらもスタッフの皆さんが非常にフレンドリーで、
「どっから来たの?え!日本!?クール!」
「こちら、3D担当のジェイクだよ」ってな具合に、
仕事の合間にいろいろな人から質問が飛んでくる。

いったんベーグルを買いに離れたものの、クリームチーズ入りの
ベーグルサンドをテイクアウトして、撮影の場所にもどった。
「椅子に座ったら?」とスタッフの人から言われるがままに、
撮影クルーの椅子にどっかり座り、朝ごはんをもりもり食べる。
最後の朝食、最高!

挨拶をして部屋に戻り、荷物をとって地下鉄でPen Stationへ。


と思ったら!

この自転車大会に阻まれ、横断歩道を渡れず。
横断歩道を2つ越えた先に地下鉄の入り口があるのに、
自転車だらけで渡れない!

ちなみに、ちょうど昨日、タイムズスクエアでテロ未遂事件が
あったばかり。
数時間後にこんな風にマンハッタンを縦断する自転車の大会が
あるなんて、さすがアメリカね。
日本だったら間違いなく「中止」でしょ。

結局短い距離なのに3回も乗り換えをして無事にPen Station。
そこからJFK空港まで電車で移動。
初めて電車で空港まで行ったけど、早いし安い!




空港で手続きを終えて、第二の朝ごはん。
「au bon pain」で大好きなつぶつぶオレンジジュースと、
マッシュルームのスープ、パンを食べる。
これがアメリカの最後のごはん。
しばらくアメリカのごはんが食べられないと思うと、毎度のことだけど
本当に悲しい。



これで日本へ。やだなあ。




機内食その①。
今回、機内が殺人的に寒く、近くの席の毛布をかき集めて
体に巻きつけてもガタガタするほど。
私だけかと思ったら、珍しく周りからも「寒い」と苦情が。




暇なので、やはり通信販売のカタログをチェック。
今回は、「疲れず、足が細くなり、歩くのが速くなる靴」が
気になる。なんといっても「本当~?」と疑いたくなるような
機能に加え、このオタマジャクシ柄!Why?



さすがBBQ大国。お肉にも刻印。



本読んだり、映画みたり、音楽聴いたり、寝たり。
そんなことを繰り返していると、あっという間に日本領域に。
こうして、日本に帰ってきてしまったのです。

今回も最高に楽しいアメリカ滞在でした。


2010年5月14日

Newyork 6th day: May 1st②


夜、先月来日したニューヨーカーのみなさんと
ごはんを食べに行くことになった。

アメリカ人と約束なんて、サンフランシスコのおじさんとしか
したことがなかったから勝手がわからなかったけど、
さすがヤングなアメリカン。連絡のすべては「facebook」なのです。
「ちょっと遅れる~」「じゃあ、5時すぎに〇〇で」みたいな
重要な内容がすべてはここに。
あ~!これがないとニューヨークで迷子になるところだった。



ごはんの前に「映画を見に行こう!」ということになり、
推薦されたのが、London&NYで封切られたBanksyの映画
昨年NYにきたとき、偶然にもBanksyの作品集を買っていたから、
現地で見られるなんて、なんてラッキー!
ただ、見終わった後の感想がみな同じ、
「これってさ、Banksyの映画じゃないよね!」

BanksyやShepard Faireyの記録をとっていたThierry Guettaが、
ストリートアーティストと交流するうちに彼らに感化され、
見よう見真似でアーティスト「Mr.Brainwash」として活動を始めたら、
それが大うけした・・・という、Mr.Brainwashのサクセスストーリーだった。

Mr.Brainwashって、マドンナのベストアルバムのジャケットなんかを
デザインする“すごいグラフィックアーティスト”だと思ってたけど、
その裏側は、コミカルな「フツウのおじさん」。
いかに棚ボタでスター・アーティストに上り詰めたのかをつづった
かなりコミカルなドキュメンタリー映画だった。
Mr.Brainwashのイメージがとたんに庶民的に思えて、
「本当にこれでいいのかしら?」と心配してしまうような内容だった。

キンコーズで印刷されているシーンまで出てきてびっくり。
あんな有名なアーティストが、キンコーズで作業をしているなんて!
まあ、面白かったからいいけど。

しかし、相変わらずクールで過激だったのはBanksy。
ディズニーランドの映像は初めて見たけど、かなり衝撃だった。
(wikiに詳細アリ)
日本での上映予定は聞かないけど、日本語訳できちんと見たいなあ。



左からDebbie,Jeniffer,Salih。
いつも思うけど、Jenifferの髪型がかっこよすぎる。



さて、ごはんにつれてきてもらったのは、
彼らが「That's American」と言い切った、テキサスに本拠地を置く
BBQレストラン「HILL COUNTRY」。
予約をしたのになぜか30分待ち。さすがアメリカ(笑)


店に入ると、ガタイのよい男性がキッチンに。
注文が入るたびに大声を出しながら肉をカット!



肉はこうして計り売り。
プライムリブ、バックリブ・・・など各種部位によって値段が違う。
「プライムリブをハーフパウンド」という具合に注文する。
中には座布団のような厚さの肉の塊をうれしそうに運ぶ人や、
全部位を山盛りにして食べるお客も。
うー、アメリカ!



これはいわば「ミートカルテ」。
何をどのくらい頼んだのか、すべてここに記載され、
最後にお会計に進みます。



「もう何度もきてる」というSalihおすすめのコーンブレッドや、
サラダなんかを注文して、これで30ドル弱。
お肉、上からだとわかりにくいけど、
ふかふかの絨毯くらいの厚さがあります。



こんな感じ。
おしゃれさ、マナー、そっちのけで、「かぶりつく」のがいいんです。



食後、もう一人のニューヨーカー、Fu君のお宅にお邪魔しました。
このFu君、大変なおいしいもの好きらしく、日本に来た時は
別行動で築地の高級寿司を食べにきたツワモノです。
なんでディナーに来なかったって、たぶん、
「HILL COUNTORYみたいなところはヤダ」が本音だろうね。



久々にアメリカ人のお宅を拝見しました。
EASTVILLAGEにあるFu君のお宅は、「一人暮らしにしては広め」
らしい。確かに、広いリビングに5畳ほどのベッドルームと
一人暮らしにしては十分。
リビングの真ん中にどっかり置かれた巨大ソファーがアメリカっぽい!
とにかく、楽しい夜でした。

長々とお邪魔して、午前0時ごろ、ホテルの部屋に戻る。
明日は帰国日。

2010年5月8日

Newyork 6th day: May 1st①


今日もいい天気。
天気予報によると、昨日よりも暑くなるらしい。




週末にBrooklynで開催されるフリーマーケットに来ました。



朝ごはん抜きで来たので、まずは腹ごしらえをと、
食べもののお店をチェックしてまわる。
かわいいロゴの「MILK TRUCK」では、
チーズ系のサンドイッチを販売中。



こちら、人力でカキ氷(shave ice)を販売中。
小さなカップにちょっぴりで3~4ドルするから決して
安くないけど、「ルバーブ&シナモン」「ラズベリー&バジル」と、
シロップが独創的。
ついでにHPも個人的に大好きなセンス!



いろいろ見て回ったけど、やっぱり大好きなメキシカンの店に
決めた。この6ドルの「Huarache」というメニューが大好きで、
今年も同じように注文。


わ~い、たまらない。
これをぐちゃぐちゃに混ぜて食べるのが、
本当に美味しくて、美味しくて。
なぜ、こういう味が日本に存在しないのか。




私の前で食べている青年は、ピザを買った様子。
移動式窯を持ち込んでピザを出す店で買ったんだよね、きっと。
(私もピザにしようか悩んだよ~)と心の中で語りかけてみる。



このフリーマーケット、洋服やアクセサリーのお店もハズレがなく、
欲しいものがじゃんじゃんあった。
けど、手が出ないほどではないにしても、
結構なお値段はするのよね。


今回、一番ひかれたのがこのワンピース。これで60ドル。
値切ったものの、「ダメ、これ以上安くならないよ」とのこと。
恥ずかしながら、この場で試着するけど、
予想外にぴったりとしたシルエットで、きっぱりと諦める。




こちらクッキー、スコーンなどを扱う店。
にっこり可愛らしいお店の人が、お客に渡した包み方、
非常にワイルドです。



小さくすると、なんでもかわいく、たちまち新しい商品になります。
流行のカップケーキを小さくして売っていたお店で、
ワイルドベリー・カップケーキを1ドルで買う。
まったく不自然なワイルドベリー色は、手についたら、
ずーっと取れなかった(笑)



ipad、キンドルに対抗するように、
ブックカバーのお店が出ていた。

大都市NYで、道行く人がキンドル、ipadで本を読んでいる
姿は一度も見なかった。
カバンから分厚い本を取り出す人のほうが圧倒的に多い。
クラシックなものを大切にするのは案外NYのほうで、
「便利~」とかいって、すぐに電子ブックに乗り換えるのは
西海岸とか東海岸も田舎のほうが早かったりして。




「来週の週末、参加して!」と渡されたチラシ。
すごい、ブロック・パーティーって本当にあるんだ!
行ってみたい~!



なんてオシャレな二人!
この格好の通り、本当に暑い日だったのです。



さて、今日はさらにブルックリンを楽しもうと、
近辺をウロウロ。
素敵な本屋さんも見つけました。
本のイベントも多数で、朗読会や感想を話し合うパーティーなど
近所の人を意識した内容のプログラムが多数。
店員さんもほんといい人だった。


大好きなステンシルの本を発見。





そして、ブルックリンに来たらここにも立ち寄らねば。




昨年はアナスイとのコラボレーションだったけど、
今年はZAC POSEN。



ただ、売れ筋はすでに売れてしまっていたのか、
「これを、どうやって???」と思うような、
アメリカンセンスの商品しか残らず(この赤いドレスとか)。
激しい柄と色使いの商品は決して東京向けではないようで、
今年も買うのは断念。



ここのところ、One America=One Sockmonkeyを心がけていたけど、
今回見つけたソックモンキーは、made in Chinaの大量生産商品。
せっかくお目にかかったけど、これは買うわけにはいかない。




ブルックリンも歩けばそこらに魅力的なケーキ屋さんや
パン屋さん、カフェがあって、胃が5、6個あるなら
全部試したかった。



中でも雰囲気がよかったアイスクリーム屋さん「BLUE MARBLE」に
入って一休み。



ハチミツ&レモンのシャーベットを頼んだけど、
ハチミツの香りがばっちり残っていて本当においしかった。




さらに移動して、ブルックリンブリッジのたもとに来ました。
絵に描いたような「休日の午後」。
DUMBOというエリアで、アートスペースも多いということだけど、
私が探しきれなかっただけか、「そうかな~?」という感想。
観光のために整備しつくされた印象で、なんだか物足りなかった。




でも、いい雰囲気の本屋さんはありました。



やけに自転車に乗った人が多いと思ったら、自転車の本に
関するイベントを開催していたのね。
その名も「BICYCLE DIARIES」という本。
装丁がとても素敵だった。

さて、夜は大事な用事があるので、
荷物を置きにマンハッタンの部屋に戻ることにする。