2010年1月30日

Korea 2nd day ①


午前9時半、みんなで集合してとあるお粥屋さんで朝ごはん。
こちらは「あわびのお粥」が有名らしいけど、
あわびって高いけどそれほど美味しいと思ったことがない。
私はエビのお粥(キムチ&ナムル付きで1000円くらい)を注文。

今回、私だけ韓国ツアーに後乗りしたので、
みんなとホテルが別なのです。
仲間は中心地からえらく離れたホテルが割り当てられしまったけど、
私は自分でホテルを予約したので、中心地の明洞に近い場所です。
移動が楽で助かった。




続いてやってきたのは、「広蔵市場」という市場。
着いたとたん、市場にずらっと並ぶ屋台にわくわく。
朝ごはんを食べたばかりだけど、第二の胃がむずむずする。

ちなみに、今朝もマイナス10度近い気温で非常に寒いけど、
こうして寒風吹きッさらしの場所でみなさんが平気な秘密は、
屋台の椅子にあります。
座ってみてビックリ!なんと、「オンドル椅子」なのです。
座るとじんわり温かい。こりゃあ便利だ。


市場には縦横にアーケードがあって、布&ボタンなどの手芸関係問屋、
傘、ファーなどを扱う専門店、チマチョゴリのオーダー屋さんなど、
多くがプロを相手にするような店ばかり。
そんな店が楽しくてじっくり見るわけだけど、いくら時間があっても足りない!
こちらは、胸が高鳴った一つ、ハデハデのお布団を売るお店です。
これまでに、アムステルダムからスーツケースにヤカン&フライパンを
入れて持ち帰ったことはあるけど、さすがに布団はない。
「無理に決まってる」と仲間からたしなめられて、ようやく諦める。


 


韓国の伝統的な飾り物や工芸品に興味を示す同行者とは対照的に、
興味の先はすべて「食べ物」な私。
こちらは一人だったら絶対に立ち寄ったであろう「餃子屋」さん。
店番のおばさんの目が「マシッソヨ~(おいしいよ~)☆」と
語りかけている。そして、韓国のオモニ(おばさん)を見るたび、
「あなたの洋服、東大門市場で買ったでしょ!」と話しかけたくなる。
みなさん、独特の色合いの重ね着をなさっているのだ。

ここに並ぶ材料から推測すると、餃子をサッと温めて、
キムチ&エゴマのお漬物&辛い豆板醤をかけて食べる(はず)。
うー、食べたかった!!


 

いい風景!
肉肉しいアメリカンフードに魅了されてきた私だけど、
こういう風景にわくわくしているなんて。
実はアジアを好きになれる可能性を秘めている自分を発見!

韓国語がわからなくても、日本語で図々しく話しかけてみる。
「コレハ ドウヤッテタベルノデスカ?」という風に目に力をこめて
話しかけると、当然向こうはハングルで答えてくる。
でも不思議なことに、「あー、鍋に使うのね」という風に、
言っていることがなんとなくわかる気がする。
本当に「気」だけかもしれないけど。



さて、正午を回ろうとしているので、お昼ごはんを。
あんこ好きなので、まずはお汁粉屋さんでおやつを調達。
左から、かぼちゃ、小豆、豆乳。
驚くことにお砂糖ゼロで、お店で好きな量のお砂糖をかけて食べます。
小さいスープカップに入れて、確か500円くらい。
お店で召し上がっていたおじいさんは、ラーメンどんぶりにいっぱいの
小豆汁粉を召し上がっていて、「マシッソヨ?」と聞いてみると、
「マシッソヨ~♪」と「もちろん」という風な声色で答えてくれた。
楽しい!


こちらもお菓子。
米粉の生地を焼いて、真ん中に白あんを入れる。
これも劇的に美味しいんだけど、どの料理も油の使用量が半端じゃない。
ヤカンでどぼどぼと油を入れて、揚げ焼きのような感じで仕上げる。
こりゃ、究極のおデブメニューです。

ちなみに、こちらのおばさんが装着しているマスク。
韓国ではこのブルーの布マスクが一般的なようで、
中高年を中心に絶大な人気でした。




屋台に席を陣取り、トッポギ&キムパなどを注文。
屋台は大変寛大で、他で買ったお菓子の持込も大丈夫なのです。
アルミホイルで包まれているのは、粗くひいた大豆を
おやき風に焼いたものだけど、これが非常に美味しかった!
さっぱりとした酢醤油で頂きます。
トッポギは甘すぎて、日本のほうがおいしい。
4人でたらふく食べて、一人500円くらい。安い、安い。


お昼ごはんを終えて場所を移し、韓国のおしゃれスポット「三清洞」に
やってきたわけですが、まだまだ食べる我々。
こちらは、焼いたおまんじゅう「ホットク」というお菓子です。
行列が出来ていたので思わず行列に参加。


これで約80円。
韓国のお菓子は、大好きな「もちもち」系のものが多い。
こちらももちもち生地と、中に入る胡桃&黒砂糖の蜜がぴったりです。
「おデブな味」で、非常に美味でした。




続いて入ったのは、韓国伝統茶を出す喫茶店。
こじんまりとしたお店だけど、お客さんがひっきりなりにやってくる。
「伝統茶」が何なのかさっぱりわからず、
とにかくメニューに大きな文字で書いてあった看板メニューを注文。
「十全大補湯」(約500円)というお茶は、桂皮、にんじん、芍薬などが入った
いわゆる漢方茶・・・とわかったのは、この黒い液体を出されてから。
これが体にいいのかもしれないけど、しびれるほどに苦くて不味い!
息をとめて飲んでも(3歳児?)、後ほど鼻呼吸をするとふわ~っと香る
酸味のある漢方臭さがたまらない。

仲間が頼んだしょうが茶なんて、甘くて本当に美味しい。
一口飲ませてもらって、「あー、美味しいねぇ」としみじみした後に、
自分がたのんだ漢方茶を口にすると、マズさは3.5倍増しくらいに感じる。

一口ごとに「オエーッ」という表情の私が相当面白かったらしい。
みなさんを喜ばすことができて光栄なり。
奥に見える「お汁粉」もこちらの名物で、栗や松の実、お餅が入っていて
おいしかったんだけど、こちらで自分の味覚を甘やかすと、
漢方茶に戻れないので、お汁粉を控える始末。
みなさま、韓国に行かれた際は「十全大補湯」にはお気をつけください。

後で調べたところ、効能は「衰弱した体にいい」とのこと。
風邪をめったにひかず、日ごろ元気すぎて、
むしろこの体力を売れるなら売りたいほどの私。
苦しい思いをしてこんな味のお茶を飲む必要は全くなかったのだ。
ちなみに一緒に並んでいた看板メニュー「鹿の角茶」も同様の色で
同様の味らしい。おそろしい~。
しかし、こうして書き出してみると、食べてばっかり!




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