休み明けから仕事で大慌てだった。
そんな時に限って、「歌舞伎のチケットが余ってるけど」という連絡。
仕事を終わらせずに行くべきじゃないのはわかっていたけど、
取り壊し間近の歌舞伎座で歌舞伎鑑賞のチャンスを
逃すわけにはいかない。
勇気を出して半休をとり、慌てて歌舞伎座へ。
噂の海老蔵の12変化かと思ったら、
勘三郎、団十郎、幸四郎、染五郎が出演のクラシックな演目でした。
それでも、幕間席でしか歌舞伎を見たことがないので、
非常に楽しい時間でした。
午後4時40分、開演。
午後9時半までの長い時間、何度も休憩が。
特に食べるつもりはなかったけど、お店を見ているうちに
流れで幕の内弁当を購入。
食べるべき場所で、初めて「幕の内弁当」を食べた。
5時間の歌舞伎が終了。あー、楽しかったなあ。
今の歌舞伎はせりふに「マクドナルド」や「浅田真央ちゃん」が
出てくる。なんと斬新なのかしら。
私はイヤホンガイドを借りなかったので、
借りた友人の翻訳をちょこちょこ聞きながら鑑賞する。
友人よ、どうもありがとう。
ストーリーを逐一理解していたわけではないけど、
十分楽しめました。
印象的だったのは、歌舞伎の衣装。
着物の表地と裏地の驚くような色の組み合わせに、
ドキドキしっぱなしでした。
紐や足元、裏地など、ちょっとしたところに蛍光色のような
差し色を入れているあたり、なんとオシャレ!
動きによってチラっと見えるあたりが憎いのです。
年明けから良い時間を過ごして大満足だったけど、
家に帰って、やはり仕事の続きをしないといけないので、
舞台後、お茶も食事もなく、泣く泣く帰宅。
えーん!
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