おとといは年齢を考えずに朝5時まで飲んだのでよれよれ。
昨日も穏やかながらもしっかり飲んだ。
忘年会で肝臓を酷使した今週、
週末こそゆっくり朝寝を楽しみたかったけど、
そうはいかずに朝から羽田空港へ。
クリスマス前の週末とあって、空港は楽しそうな雰囲気だけど、
私は一人、仕事で遠くに出かけるのです。
機内ではお決まりの「万世のハンバーグサンド」で
元気をチャージします。
到着後、レンタカーを借りに行くと、なんと寒波で雪!
高速を使えば2時間弱で行く目的地だけど、
「高速使うなら、チェーン規制なんで気をつけてください」と
レンタカー屋さんからサラッと言われてしまう。
チェーンなんて無理だし、スタッドレスタイヤ文化のない場所での
雪道運転は大変危険。
運転に関する自信ゼロの私は、仕方なく下道で山越えです。
とほほ。
でも、車移動が長いことはわかっていたから、CDをたんまり持ってきた。
凝りに凝ってるマイケルをかけてロングドライブスタート。
まあ、仕事の話はさておき、
ここに来たなら、絶対にここに来ないといけない・・・・と、
さらに山を越えることにしました。
新潟で慣れたつもりだけど、1台の小型車が通るのがやっとな車幅の道
(しかも、そんな狭さで『国道』)を怖々進み、やってきたのは・・・
こちら。
秘境的な場所ですが、個人的には「建築の聖地」。
山越えをしてやってきたのは、長湯温泉。
ここには藤森照信さん&縄文建築団による
温泉施設「ラムネ温泉」があるのです。
ガイドで収集した情報によると、こちらは炭酸泉で大変有名な温泉地。
湯布院や別府のような華やかさはないけれど、
ここまで来る間に獣的な動物を何度か見ていて、
こちらの施設も「秘境」風。わくわくです。
誇張したとんがり屋根や、屋根に生えた草、ワラがまざった漆喰の壁、
あー、どの部分も愛おしいっ!
親切なガイドのおばさんが説明くれたところによると、
こちらの温泉は泉質とシャンプーなどの相性が悪く、
石鹸&シャンプーなどは使えないとのこと。
髪や体を洗う「銭湯」的な場所ではなく、
さっとかけ湯をして入浴して、さっとあがる、これがいいらしい。
お風呂に向かうまで、こんなユニークな見どころがたくさんあります。
さて肝心の温泉(さすがに浴室は写真は撮れなかった)。
本当に素敵な温泉でした。
入口がとても小さくて、茶室の「にじり口」的。
裸で腰をかがめて入るのも面白いし、
丸みのある壁や天井に囲まれた温泉空間も大変斬新!
うろこ壁を表現したかったのか、部分的に金ぱくで装飾がしてあったり、
全く「規格外」な温泉で、予想以上の楽しさでした。
温泉は42度のぬる湯&38度のぬるぬる湯(温水プールくらい)。
あー、また行きたくなりそう。
お風呂あがり、カフェで売っていたラムネを飲んで一服。
館内には直筆スケッチもありました。
蔵書はすべて藤森さんと縄文建築団メンバーの著作物。
湯上りは切り株に座ってくつろぎます。
外に出るとすっかり夜。
ライトアップされた姿もいい感じ!
出張で何が大変って、旅館のごはん。
高級旅館と違ってごはんは当然「食堂」で食べる。
家族連れに囲まれて、こんな秘境に女ひとりが食事。
まわりはどう思ってるんだろう。
しっかりビールも飲んでいるし、「おじさん女」が大分に登場・・・ってとこ。
しかし、大分ってこんなに寒いのね。
明日は雪が降らないことを願いたい!
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