2009年12月19日

12月19日 出張1日目


おとといは年齢を考えずに朝5時まで飲んだのでよれよれ。
昨日も穏やかながらもしっかり飲んだ。
忘年会で肝臓を酷使した今週、
週末こそゆっくり朝寝を楽しみたかったけど、
そうはいかずに朝から羽田空港へ。

クリスマス前の週末とあって、空港は楽しそうな雰囲気だけど、
私は一人、仕事で遠くに出かけるのです。



機内ではお決まりの「万世のハンバーグサンド」で
元気をチャージします。

到着後、レンタカーを借りに行くと、なんと寒波で雪!
高速を使えば2時間弱で行く目的地だけど、
「高速使うなら、チェーン規制なんで気をつけてください」と
レンタカー屋さんからサラッと言われてしまう。
チェーンなんて無理だし、スタッドレスタイヤ文化のない場所での
雪道運転は大変危険。
運転に関する自信ゼロの私は、仕方なく下道で山越えです。
とほほ。
でも、車移動が長いことはわかっていたから、CDをたんまり持ってきた。
凝りに凝ってるマイケルをかけてロングドライブスタート。


まあ、仕事の話はさておき、
ここに来たなら、絶対にここに来ないといけない・・・・と、
さらに山を越えることにしました。
新潟で慣れたつもりだけど、1台の小型車が通るのがやっとな車幅の道
(しかも、そんな狭さで『国道』)を怖々進み、やってきたのは・・・



こちら。
秘境的な場所ですが、個人的には「建築の聖地」。



山越えをしてやってきたのは、長湯温泉。
ここには藤森照信さん&縄文建築団による
温泉施設「ラムネ温泉」があるのです。

ガイドで収集した情報によると、こちらは炭酸泉で大変有名な温泉地。
湯布院や別府のような華やかさはないけれど、
ここまで来る間に獣的な動物を何度か見ていて、
こちらの施設も「秘境」風。わくわくです。




誇張したとんがり屋根や、屋根に生えた草、ワラがまざった漆喰の壁、
あー、どの部分も愛おしいっ!

親切なガイドのおばさんが説明くれたところによると、
こちらの温泉は泉質とシャンプーなどの相性が悪く、
石鹸&シャンプーなどは使えないとのこと。
髪や体を洗う「銭湯」的な場所ではなく、
さっとかけ湯をして入浴して、さっとあがる、これがいいらしい。



お風呂に向かうまで、こんなユニークな見どころがたくさんあります。

さて肝心の温泉(さすがに浴室は写真は撮れなかった)。
本当に素敵な温泉でした。
入口がとても小さくて、茶室の「にじり口」的。
裸で腰をかがめて入るのも面白いし、
丸みのある壁や天井に囲まれた温泉空間も大変斬新!
うろこ壁を表現したかったのか、部分的に金ぱくで装飾がしてあったり、
全く「規格外」な温泉で、予想以上の楽しさでした。
温泉は42度のぬる湯&38度のぬるぬる湯(温水プールくらい)。
あー、また行きたくなりそう。




お風呂あがり、カフェで売っていたラムネを飲んで一服。
館内には直筆スケッチもありました。
蔵書はすべて藤森さんと縄文建築団メンバーの著作物。

湯上りは切り株に座ってくつろぎます。



外に出るとすっかり夜。
ライトアップされた姿もいい感じ!





出張で何が大変って、旅館のごはん。
高級旅館と違ってごはんは当然「食堂」で食べる。
家族連れに囲まれて、こんな秘境に女ひとりが食事。
まわりはどう思ってるんだろう。
しっかりビールも飲んでいるし、「おじさん女」が大分に登場・・・ってとこ。

しかし、大分ってこんなに寒いのね。
明日は雪が降らないことを願いたい!

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