2010年2月28日

初ゴルフ


「おじさんのたしなみ」だと思っていたゴルフ。
ゴルフウェア自体もそれほど憧れず、むしろ「嫌いなスポーツ」の一つ
だったはずなのに。
建築というお仕事柄か、同級生が楽しそうにゴルフトークをしているのを
聞いていたら、仲間に入りたくなってしまいました。

先々週、ついに打ちっぱなしデビューを果たした。
クラブの握り方から教えてもらうほど、超超初心者な私だけど、
「腕力でなんとかなるんじゃないか」と思っていたら、
本当にナントカなってしまった。
数回の空振りの後、ビューンッと飛んだボールにびっくり。
動画を撮ってもらったところフォームもさまになっていて、
素質はありそう、ということがわかりました。

ただ、謎のカーブを描くようになり、打つ時の角度を変えたり、
立ち位置を変えたりしたけど、全然直らず。
結局、「ブーメラン打法」と適当な名前をつけて、無駄にカーブを描く
自分の打ち方を正当化して終わりました。

ゴルフといって思い浮かべるのは、絶対に「プロゴルファー猿」。
自ら削りだした木のゴルフクラブを握り、
はだしにピーターパンのような半ズボンという姿で「旗包み」を披露する
猿は、小学生の私の憧れでもありました。

あんな質素な道具で済むのなら、ゴルフのラウンドもいいかも・・・と
思うのですが、まさかそうはいかない。
何本もクラブをそろえたり、オシャレじゃないゴルフバッグがドーンと
家の中に鎮座すると思うとげんなりする。
サンバイザーをかぶって、「ナイス、ショット!」と叫ぶ自分の姿なんて、
「絶対ない!」と確信してしまう。




 


2010年2月27日

スケボー×工芸



(かなり前のお話)
「知り合いが面白い展覧会をやるから」と友達に誘われて、
古いスケボーを使ったアートピースを制作する
haroshiさんの展覧会のオープニングに行ってきました。
(展示はすでに終了)

haroshiさんはユニット名で、スケーターのHIROSHERさんと
アーティストの春巻さんによるアーティストチームです。



壊れてしまったけど捨てられずにいた愛用のスケボーを、
なんとか残せないかとアート作品にしてしまったのが始まり。
スケボーってじっくり見ることがなかったけど、強度を高くするために
薄い板を何枚も積層させていたんだ。
初めて知りました。



そのスケボーの構造をうまく利用して作った作品の数々。
スケーターカルチャーと寄せ木細工のような工芸を足して2で割ったような
感じでおもしろかった。
コンセプトがストレートだし、なんといっても作品自体がいい。
「あー、ほしい」と思ったリンゴの作品は、すべて売約済みでした。



表には、「遊びで作った」というおもちゃが。
デパートの屋上にあるような乗り物です。こどもがいたら是非とも乗せたい。




さすが、スケーター君が作っただけあって、靴はVANS。


ズボンだって、スケーター魂を感じます。

アジアでの展示は多いのに、スケーターの本場、アメリカでは
展示の機会があまりないらしい。
「サンフランシスコは?」と聞いたら、「いや、まだ」と。
絶対ウケるだろうになあ。



2010年2月25日

黄色い声援


三谷幸喜の初ブロードウェイミュージカル「TALK LIKE SINGING」を
見に行ってきました。

もともとミュージカルが苦手だけど、
  ・三谷さんが作った
  ・ニューヨークで日本人が演じた
  ・音楽が小西康陽さん
という話題性にくわえて、SMAPの香取君がどれほど
演じているのかも気になっていた。

ガッカリする内容でもないけど、「すごい!」というほどでもない、
というのが正直な感想。
私が舞台初心者だったせいもあるのかな。

何よりも、会場が女だらけで驚いた。
そして舞台の最後、カーテンコールの時に、「キャアアアアア~」という
黄色い声援を聞いてハッとしました。
ほとんどが香取君&ジャニーズファンだったのね。

2010年2月21日

鉄の胃が崩壊

確かに、「食べる仕事」が多かった数週間。
どれだけ食べても弱る気配がなかった「鉄の胃」を持つ女でしたが、
そんな私にもガタがきました。

思いおこせば、確かにすごい食べてたかも。

【仕事】  お寿司屋さんにていなり寿司。


【仕事】  羽田空港の空弁。

【仕事】  深夜に築地のお寿司屋さん


【ランチ】  大好きな築地「鳥藤」で、親子丼&大好きなから揚げ(食べすぎ!)



お寿司の食べ放題で大スパーク!


2週間前に突如猛烈な胃の痛みに襲われ、薬局で買った胃薬で
適当に治療中だったのが悪かったのか、じわじわと悪化。
先週末(バレンタインの日!)、再び尋常じゃない胃痛に苦しむハメになった。
薬も効かず、意識が遠のく程の痛みに怖くなり、
ついに夜中に救急病院に行くことに・・・。

月曜日からは胃痛にくわえて悪心、吐き気、胸焼けが加わり、
水曜日あたりまで死神のような顔と体調で出社することになった。

バカみたいに健康体の私が体調を崩したのは数年ぶり。
体調不良の時は、「この世の終わり」って気分だったけど、
今はすっきり。
やっぱり元気が一番いい。

2010年2月14日

一応、勤務中


リサーチを兼ねて、金曜日の深夜3時、西麻布のバーへ。




その後、午前4時に六本木のサルサクラブへ。
翌日もサルサクラブで踊り狂った週末。

楽しい反面、月曜日はゾンビのような体調で出社。

No Man's Land


韓国旅行から帰ってきた1週間後の1月末、
話題のアートイベント「No Man's Land」にようやく行ってきました。
イベント終了ギリギリ・・・と思ったら、
大人気のため2月18日まで会期延長らしい。

仕事後、午後8時ごろに会場入りしたときは、
行列こそなかったものの、やはりかなり賑わっていました。



解体前の旧フランス大使館全体を使った大掛かりな
アートイベントです。「壊す前にアート」だなんて、さすが芸術の国。
思いつくことが違うのね。

1時間くらいでは見切れない広さに70人のアーティストが作品を展示。
結局、閉館の10時まで2時間もいたけど、全部見ることができなかった。
普段は見られない大使館の中を見られたのも楽しかったし、
クラシックな建物がかなり素敵だった。



防火扉もアート作品に。


東京モノレール


羽田空港で仕事があった。
近道なのは京急に乗るほうなんだけど、
遠回り&お金をエクストラして大好きな「東京モノレール」に乗った。
よく晴れた午後だったので、空がきれいだった。
このままチケットを買って沖縄にでも行きたい気分だけど、
名刺交換をして、話を聞いて、そのまま会社にとんぼ帰り。


2010年2月13日

Korea 3rd day ②


チェックインを済ませ、韓国の仁川空港をぶらぶらしていると、
何やらイベントを行っている場所を発見した。
こちら韓国の文化を伝えるスペースで、
時間ごとにワークショップを開いているのだそうな。
私がのぞいたときは、韓国の伝統家具のミニチュアを作る講座を
開催していた。
ショッピングもいいけど、こういう文化的活動をしながら
フライトを待つのも素敵なことだ。

もともと空港は大好き。
国際線は2時間前チェックインが当たり前だけど、
飛行機チェックをしたり、買い物をしたり、アメリカだと離陸前の最後の
ファーストフードを楽しんだりするのを考えると、3時間前到着がベスト。





うろうろし尽した挙句、かなりアメリカ的なスムージーのお店を発見。
ちょうど韓国ウォンが残っていたので、「トリプルベリー」なる
ドリンクを購入。これで700円近かったはず。
高い~。




どうってことない機内食だけど、一口食べてみると
意外とおいしくて完食。

機内食を食べて、雑誌なんかを読んでいたらあっという間に
日本に到着。
飛行機好きとしては物足りない。




家に帰ってから、買ってきたものを広げてみました。
韓国海苔と韓国うどん、右下の食器は実家へ、
会社へのおみやげなんかを除くと、自分へ買ったものは
大量のパックと化粧品くらいかな・・・と思ったら、



スーツケースの半分を陣取っていたキムチ×2を忘れてた。
一人暮らしには似つかわしくない量です。
(ラグビーボール大の)左が白菜キムチ、右は牡蠣キムチです。

いずれもとっても美味しいのですが、味わい深い分臭いも強烈。
冷蔵庫が猛烈な臭いに侵されていて、食べ終わった時には
臭いが消えるのかどうか非常に気になるところです。




韓国には「VOGUE Girl」というティーンエイジャー版VOGUEがある
というので、買ってきました。
行った先々でワカモノをチェックしたけど、渋谷にたむろすギャルのような
若者は皆無だったなあ。
みんな驚くべき美肌でつやつやの黒髪。
地下鉄ではみなさんきちんとしていて、実直な感じ。
ワカモノに限らず、韓国全体がきちんとした印象だった。

そうなると恋しいのが、やはりアメリカ。
地下鉄で歌ったり、踊ったり、
目から鱗のおデブがいたかと思えば、
目から鱗のオシャレ美女が歩いていたり。
やりたい放題なかわりに、驚くようなハプニングが転がっていたりする。
よくも悪くも裏切られる感じがやっぱり恋しくなる。

2010年2月12日

Korea 3rd day ①


さて、今日はいよいよ日本に戻る日です。
仲間は午前便で帰国してしまうけど、私は最終便をおさえているので
午後3時すぎまで自由行動です。

午前10時ごろ、朝ごはんを食べにやって来たのは、
「Roti Boy」というパン屋さん。
「フワフワ、とろとろでいくつでも食べられる!」「癖になる美味しさ!」と、
大げさにガイドブックで紹介されていたのが気になって、
「美味しいかどうか確かめてやろう」とわざわざタクシーでやって来た。
そろそろ甘辛い味にも飽きたころなので、パン&コーヒーが
とても恋しかったのも理由の一つ。
屋号であり、商品名の「Roti Boy」を注文する。




こちらが、噂の「Roti Boy」。一つ150円ほどです。
韓国はパン、ケーキなど小麦粉モノが異様に高い。

ガイドの文面を見て、「大げさね」とバカにするつもりだったのに、
一口食べてびっくり。本当にフワフワ、とろとろ。
柔らかいメロンパンのような食感で、中には塩の利いたバター入り。
焼きたてなので、トーストにのっけたバターのように溶けていて、
これがまた美味しい。

お店のコーヒーが美味しそうじゃなかったので、
お向かいにある韓国版スタバ的なお店に持ち込んで
Roti Boyを食べていた私。
あまりの美味しさに、再び向かいの店に走ってもう一つ購入。
朝からTwo Roti Boysです。食べすぎ。




朝食後やってきたのは、初日に行った東大門。
現在建設中の「デザインパーク構想」の一部がオープンしたらしいので、
見学しにやってきました。
わざわざ来たのは、設計がザハ・ハディドだから。




ザハの建築を見たのは代々木公園のモバイル・アート展以来。



まだ完成していない施設だけど、コンクリートに細かい
ひび割れがあったり、猛烈にゆがんでいたり、
こんなに精度が悪くていいのかと心配になってしまった。

表向きは公園のように開放的なくせに、警備がとっても厳しいのも
印象的だった。私が写真を撮りにウロウロするたび、
護衛の人も同じように後をついてくる。
あまりにもしつこいから、「建築を学ぶ学生です」とウソをついてみるが
相手は英語を話さないようで、伝えることができず。
落書きでもすると思われたのかしら。




デザインパークから、路地をウロウロしながらたどりついた
靴の問屋街。
じっくり見ると掘り出し物がありそうな予感がしたけど、
ここで時間をつぶすわけにはいかないので、さらーっと見るに留まる。

ちょっとした隙間やスペースがあると、シートを広げてモノを売っていたり、
屋台が出たりしているところが韓国の面白いところ。
歩いていると、そういう場面に何度も出会って楽しかった。




ちょっと横道にそれると、こんな味気ない路地が広がっている。
冷たくて、湿気たっぷり。
極めてネズミが好みそうな環境(と初日を振り返る)。



ふらふらしていると、突如出てきた食べ物屋さん街。
時間はちょうどお昼だったので、ここでお昼ごはんを食べようと
お店を物色する。
そこでピンときたのがこちらのお店。
なんとなく美味しいものを出しそう・・・という根拠のない
予感だけでお店に入ってみる。



お店ではおばさんたちがバタバタと忙しそう。
ふと厨房を見ると、豚の背骨を煮込んだ鍋を調理中!
美味しそうでひかれたけど、韓国に来てちゃんとした「ビビンバ」を
食べていなかったので、ビビンバを注文。

ここでやや問題が発生。
「ビビンバ、ジュセヨ」で通じたはずの注文に、
おばさんが何か追加で聞いてくる。
たぶん、「〇か△か?」という二択を聞いているような気がして、
ビビンバで二択といえば、「石焼かフツウのか」ではないかと予想。
実際おばさんは、「トルソ・・・なんとかかんとか」と言っていて、
「石焼」は「トルソ」ではないかと思い、一か八か「はい、トルソで」と応答。



私の予想はビンゴ☆
とても美味しそうな石焼ビビンバが出てきました。
このお昼、今回の韓国旅行で一番美味しかったかも。
特に、一緒についてきた辛い牛肉スープ!
これが劇的に美味しい。

えごまの葉っぱなど野菜がどっさり入った石焼ビビンバは、
備え付けのコチュジャンを入れるとますますおいしい。
これで500円。安い~。




続いて、昨夜ごはんを食べにきた新沙地区にきました。
「韓国の代官山」と言われてきたけど、日曜日だったせいか
気になるお店はお休みが多い。
心なしか人通りも少ないのに、インターネットのプロモーションを
一生懸命がんばる人々が!



こんなかわいらしいカップケーキのお店もあって、非常におしゃれ。
道行く人も雑誌から飛び出たようなセンスの良さで、驚くことばかり。
ただ、この均質な感じが妙に東京と似ていて、
1時間前にいた東大門のようなガチャガチャした街が
恋しくなるのでした。



続いて、「韓国のロデオドライブ」付近にある
セレクトショップ「コルソコモ」。
日本では見ないようなコムデギャルソンとのコラボレーション商品もあって、
欲しいものも多かったけど、Tシャツ1枚が日本円にすると2万円近い。
青山では買うようなものも、ここ韓国ではそんな気分にならず、
さーっと眺めるだけで終わる。
ただ、お客さんがいなかったせいか、韓国の習慣なのか、
私が歩く後をぴったりと付いて来る。
洋服に触れるものなら、詳しい説明をしてくるので、
居づらくて、居づらくて・・・。

ここらでタイムアップ。
午後3時半の空港バスに乗るため、ホテルへ戻ります。



タクシーに乗る前に買った屋台のお菓子を車中で食べる。
韓国は日本やアメリカ並みのお値段を払って買うお菓子より、
露天で売っている100円以下のお菓子のほうが断然美味しい。

こうして書き出してみると、やっぱり食べてばっかり。




そして、空港に到着。
これで韓国とはサヨナラです。

2010年2月10日

Korea 2nd day ②


さて、日が暮れてきて、グッと寒くなった韓国。
歩きつかれてグッタリしたところで明洞に戻り、
みんなでマッサージなんか受けてみたり、
足りなくなったお金(ウォン)を調達したり、
夜にもうひと遊びするための準備に忙しい。

こちらは、路上で売っていたカステラ的なお菓子。
ふわふわのカラメル焼きのような食感の生地の中に
タマゴを落として焼いたもの。
想像しづらいけれど、これが非常に美味しい!
1個、70円くらい。



午後8時すぎ、お土産を買いに韓国の大手スーパーマーケット
「ロッテマート」へ。
ここでは個々に散らばってお土産を物色する。
私が真っ先に向かったのはキムチ売り場。
ずらっと並ぶ各種キムチにわくわくし、あれやこれやと味見をする。
実はお土産にキムチを買うことを見越して、日本から
ちゃんとジップロックも持ってきていたので、
しっかり牡蠣キムチと白菜キムチを購入。
牡蠣のキムチはスーパーで売っているようなキムチ瓶にたっぷり、
白菜キムチは一株丸ごと売っているので、パッキングしたら
やや小さめなラグビーボールくらいの大きさに!

これを抱えて集合場所に行ったら、「ナニ買ったの!?」と
驚かれた。


コチュジャン売り場は真っ赤!
やっぱり食品売り場は楽しい・・・けど、気分の高揚感は
アメリカほどではないね。
まずビジュアルのパンチが少なすぎるし、
やっぱりハングルが読めないのが致命的。





さて、こうして買い物をしているとあっという間に午後10時。
ここらでいよいよ夕食!

今夜はcasa brutusの韓国鍋特集に出ていたとある店にやってきました。
ここに来るまでは韓国タレントに全く興味がなかった私だけど、
「ユンソナちゃんオススメだって~」と本気でわくわくしてしまう。
ところがこの店!席に案内されて、お水まで飲んだのに、
「出ようか・・・」と相談したほど、非常に高級。
「ちょっと高いね」くらいではなく、「そんなお金ないよ」というほど。
ユッケは2000円、カルビは一人前1900円!?

緊急会議の結果、時間が時間だけに「2軒目~」という雰囲気を装って、
casa brutusに出ていた牛肉チゲを2人前だけ食べて出よう、ということに。
写真のこの鍋(2人前)で3500円なり。高すぎでしょ。
4人いたから一人当たり笑える額だけど、韓国ではアリエナイ。

casaではユンソナちゃんが、「韓国に帰ると必ず立ち寄るの」と
微笑みながら言っている。
日本ではバラエティに出ていて軽いタレント的なポジションだけど、
母国では相当なセレブなのか。
こちらは街の焼肉屋を目指したのに、うっかり叙々苑の游玄亭に
迷い込んでしまったような気分。
ギャフン!




さっきの鍋を4人で分け合って満足できるはずがない。
タクシーを飛ばして新沙エリアまでやってきました。
もうアテもなく、なんとなく混んでいた店に入店。
すると、こちらも特殊な「生肉専門店」だった。

こちらではユッケビビンバをまず注文した。
(横は自動的に出てきた牛肉のスープ。美味!)、



こちらカルビチムというお鍋。
これは美味しかったけど、さすがにお腹いっぱい。
随分若い人が集っているお店だった。
ひたすらにユッケばかりを食べていて、前に座ったカップルは
「ざるそば追加~」という軽い雰囲気で、
サッサとユッケのおかわりを注文していた。
あんなに生肉を食べて大丈夫なのかしら。

さて、このあたりで午前0時半。
皆さんとお別れして、私は一人タクシーでホテルに帰る。
漢南地区からホテルがある明洞まで、地下鉄でも20分以上かかる。
結構な距離だったので、どのくらいのお値段になるのかドキドキしたけど、
深夜料金を加えても800円!
外はまたも-13℃とかなので、非常に助かる。



ホテルに到着したのは午前1時。
ホテル前のコンビニで、韓国女子がよく飲んでいた飲み物を買ってみる。
飲んでみると、これは「バナナ牛乳」。
おいしかったけど甘すぎて半分でギブアップ。

部屋に帰ってからも、お酒の力なのか唐辛子の力なのか、
とても元気だった私は、今回の旅行で果たせなさそうな
チムジルバン(温泉施設)を体験しようと、
ホテルの地下の温泉へ行くことにした。

これが予想以上に楽しい!
お金を支払うと健康ランドのようにロッカーの鍵と着替え&タオルを渡され、
あとは自由。
今回は汗蒸幕(ドーム型のサウナ)を試したかったので、真っ先にそちらへ。
何種類もあるサウナを試しては、冷凍庫のような部屋に入る・・・を繰り返し、
疲れたらオンドルにごろんと横になる。
午前2時なのに、恐ろしい数の男女がオンドルにゴロゴロしている様子は
何とも奇妙で壮観!

汗をたっぷりかいたところで温泉へ。
これも要所要所でカルチャーショック☆
まずは浴室に置いてあるゴミ箱を見て驚いた。
日本の銭湯ならせいぜいシャンプーの空きボトルや
石鹸を包む紙くらいだろうけど、こちらはほとんどが食べもののゴミ。
ヨーグルトからフルーツジュースのボトル、バナナの皮までなんて多彩!
入室するなり、どの人も必死であかすりをする様子を見て、
「あ~、韓国!」と嬉しくなってしまった。

極めつけは、あかすりコーナーに常駐する「あかすりおばさん」。
随分太ったおばさんなんだけど、あかすりをする時の軽快な動きと、
「究極セクシー」な格好を目にして、声を上げて笑いそうになった。
豊満なバストを隠すのは、何故か「目の検査」程度の小さなブラ。
それなのに、なぜか猪木級の黒いデカパンといういでたちは
アンバランスかつアバンギャルドすぎる。
受付で「あかすりはどうしますか?」と尋ねられ、
「様子を見てからにします」と答えた私は大正解だった。
あんなおばさんにあかすりされても、笑いをこらえるのが大変だったはずだ。

そんなこんなで、すっかりチムジルバンを満喫。
お部屋に戻ったのは午前4時だった。