2009年11月22日

デザインの話



三保谷さんの講演会に加えて、翌日日曜日の午前11時から開催された
葛西薫さんの講演会にも行ってきました。
タイトルは「六本木は並木道」。
六本木のロゴのリニューアルが完成するまでの話を、
葛西さんのデザイナーになるまでの経緯と絡めた、
これまた素晴らしいお話でした。

かつて手がけた日産「cima」の未公開CMや
サントリー烏龍茶のCMを流したり、
シルヴィー・バルタンやシナトラの曲から思い描くデザイン・・・など、
古い作品や自分のデザインソースなどを交えた話。

「都会的なイメージを与えたり秩序を作ったりすることで、
デザインが時に何もかもをツルツルにしてしまうのではないかと、
負い目を感じることがある。音楽を聴いたときの心弾む気持ちや、
都会に雪が降ったときの高揚感。日常の中にそんなうるおいを与えるような
デザインができたらと思っています。」

「ミッドタウンの虎屋は私も関わらせてもらっていまして、
会のあとにお時間があれば・・・」と控えめなおすすめがあったので、
おすすめされるがままに虎屋で「栗かのこ」を買って帰宅。
虎屋のパッケージデザインの変遷を紹介した展示も開催していて、
店員さんが熱心に解説していたので、私も参加。
有意義な日曜日の午前中でした。
ところで葛西さんはいつの間にか、サンアドの副社長になっていたのね。


写真は10月末に開催された「Design Tide Tokyo」。
この展示会場デザイン・・・、いかがなものかしら。


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