2011年3月21日

Feb 11th Hong Kong 3rd day


おはよう、香港。

「お粥を食べよう」と勇んで出かけたのに、お粥屋さんが見つからず。
「僕はロンドン生活が10年だからさ、もうロコじゃないんだよね」と
ごまかされた。
第二希望、香港名物「パイナップルパン」朝食で。
日本で言うメロンパンだけど、これが超おいしい!



香港で一番「すごい!」と思ったのがこの行列。
シャネル、ルイヴィトン、ディオール・・・高級ブランドに
できる行列の数々。日本では見られない光景です。
香港の人よりは、中国本土から来ているお金持ちがほとんど
らしいけど、ガバっと紙袋を抱えて出てくる人々を見るにつけ、
「ああ、なんてパワー」と圧倒されっぱなし。

しかし、面白いのはボッティガやエルメスなど、「ロゴ」の押し出しが
弱いものには興味がない模様。
ははは、そうか、そうか。


さて、本日は私がもっとも楽しみにしていたアイランドトリップ。
香港島から離れて、ランタオ島に行くのです。
fish villageこと大澳へはフェリーで40分+バスで20分ほど。


天気が悪いけど、ぎりぎり雨は降らず。ラッキー。

そうしてやってきた大澳(fish village)。
小さな漁村です。



しかし、ちょっと歩いて驚く。
「水上村」だとは聞いていたけど、なんという細い柱!
しかも、廃墟だと思ったこの小屋から、「ジャー!!」という物音が。
何かと思ったら、廃墟ではなくそこはまぎれもなくキッチンだった。
炒め物をしてごはんの準備中だった。
たくましい!


柱・・・というか、こんな斜めに、無秩序に角材を立てているだけで、
台風とか大丈夫なのかな???
その構造にくぎ付けだった。


さて、今日も買い食いの旅が始まりました。
Robyさん、お餅を購入中。
おじいさんが声を荒げて何かを言うので、叱られたかと思ったら、
「いやいや、怒ってないよ。どこから来たの、だって」と。
広東語は怒っているように聞こえるんだよね。



300円を払って、海上から町を眺める遊覧船に乗りました。
頼りない船だけど、たのしかった。


商店街に戻れば、また魅惑の食べ歩きグルメがもりだくさん。
Robyはもともと漁村が地元なので、魚介に目がないようで。


おやつと言って、あぶったスルメ、何かの魚、
あと豆腐のデザート(豆腐花)を食べた。
これで200円くらい。美味しいし安いね。
そして、正午だけどビールが飲みたい!


そしてさらにイカの煮物だとか、なんだかんだ頼んで、
ビールもがっちり飲んだ。すっかり酔っ払いました。



町を歩いていて、Robyが「あの建物が気になる」と言いだした。
確かに、バルコニーやサッシの感じがすてき。
一回は通り過ぎたけど、また港に戻る途中、「ちょっと上がってみようよ」。



とにかくボロボロな感じ・・・だけど、なんとなくいい古さ。


上がってビックリ!
思わず、「Nice Nice」と連呼した私たち。
Robyの勘は大当たり、本当にすてきな家だったんです。
ちょっと掃除して、ちょっと直せば、まったく問題なく住める感じ。


「えー、このスイッチ、たまらない!」とRobyが大喜びした部分。
このタイプのスイッチは香港でも珍しいみたい。
壁のはがれ方もいいね。


このライトも最高だと思った。
無造作に残された梯子やカゴ、鏡など、どれもこれも捨てずに
このまま使えそうな感じ。


しかも、ロフト付き。
狙っていないようで、開口部の付け方も素晴らしいんです。
「ここはベッドルームだ!」と盛り上がる。



たぶん雨漏りの痕なんだけど、不思議なガラスがはめこまれていて
「天窓風だね」とうれしそう。
天井の梁の感じもすてきです。


天井にはファンもついていた。

しかも、裏には小さなテラスがあって、屋根に上る用の小さな階段も。
「月見用だね」と二人でなっとく。
このアパートが貸し出されているのか聞いてみたところ、
今現在空き部屋で、なんと家賃は月々2万円!
や、やすい!



まだまだ食べ歩きは続きます。
卵を極端に少なくしたようなベビーカステラ。
さっぱりしていておいしかった!



次は路上で売っていた「香港式ピクルス」。
イチョウ切りにした大根だけのなますみたい。
親しみやすい味だった。


狭い道を荷物&キッズを乗せて走る自転車。
たくましいね。



さて、fish villageを出てむかったのは、「世界一」と言われるロープウェイ。
これまで50円、100円で暮らした3日間だったから
往復乗車代金1800円と言われて、目が飛び出そうになった。
ロンドン・東京の代金に勘算したらいたってフツウのお値段だよね。



いい眺めなのに、ロンドンとskypeでやりとりしつつ、
仕事的なやりとりを始めた電子少年。




およよ、結構高くて怖い!
世界一と名乗るだけあって、乗車時間はかなりなもの。
たぶん40分くらいあったんじゃないかな。
寒かったし、こんな場所でお腹でも痛くなったら大変だっただろうな。

着いた先で巨大大仏をみました。



またおやつ。
黒ゴマのおしるこ。


ディナーにはRobyの親友だというSumも参加。
今夜はタイ料理だった。
絶対に食べられないと思ってた夕食だけど、出てきたら出てきたで
食べられちゃうもの。
驚いたのは、タイカレーにはごはんでしょ・・・と思ってたら、
彼らは当たり前のようにガーリックトーストを注文した。
これって香港流なのかな。



その後、「いい麺のお店がある」と連れてこられたけど、
ほんとうにもうおなかがいっぱい!


すると、幸か不幸か、お店はすでに店じまい。
でも絵に描いたような屋台で、閉まっていたらいたでちょっと残念。
物理的に満腹のおなかと、前向きな気持ちが一致しない!



そうして残念がっていたら、「甘いもの食べよう」ということになり、
やって来たデザート屋さん。
お店の人に頼んで記念写真を撮ってもらいました。
この時点で日付を越えてam0:30。
Sum、いい人だったなあ。



ホテルに戻って、40階にあるテラスをのぞいてみる。
ポストカードみたいな夜景が広がっていた。


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