土曜日なので、今朝はヴァンプの蚤の市にやってきました。
am10:00、駅に降り立ち、「さてどっちか・・・」と思っていたら、
大量の日本人がどやどやと。
道を聞かなくてもどっちに進めばいいのか、よくわかりました。
蚤の市に足を踏み入れてすぐ、アンティークの着せ替えパーツを発見した。
「かわいい!」と小躍りしたのもつかの間、
じーっとみると、今の紙をわざとヨレヨレ加工にしたものだと気づく。
なんか興ざめ!
「お、いいな」と思うものは人並みなお値段で、
ロンドンに続き、蚤の市に対する期待と実態がなかなか合わない。
ただ、蚤の市のオーナー陣にはなかなか興味深い人がいて、
こうしてお店そっちのけでチェスなんかしちゃっているおじさんを見ると、
そっちのほうに興味がわいちゃう。
蚤の市は完全に空振りだったけど、天気の良さも手伝って、
まあまあ、来てよかった。
けど、2回は来ないかな。
さて、今回のパリ旅行で最も期待しているお店「merci」にやってきました。
ヴァンプの蚤の市のガッカリ感を帳消しにしてくれる、素敵なお店だった!
洋服も雑貨も食器も家具も、「ほしい~、ほしい~」と
心の中で何度も叫ぶ。
それにしても、雑貨は「made in Japan」率が高いのね。
日本でもあんなに露出しているのなら他の国でも同じらしく、
ここでもフランス語より英語、イタリア語が聞こえる率のほうが
高いような気がする。
午後1時もまわったので、私もここでお昼を食べることにした。
結局、one of ミーハーなのです。
かなり混雑していたので、「一人?10分くらい待って」と、
怪しい英語でお店の人から告げられる。
「フランスでは10分は30分のこと」と覚悟していたけれど、
意外にもきちんと10分で呼んでもらえた。ラッキー!
レストランはさすがにパリッ子率が高く、周りはほとんどフランス語。
黒板に書いてあるメニューも当然フランス語。
さて、どうやって注文しようかしら。ちょっとわくわく。
たまたま給仕してくれた女の人が上手な英語で、
メニューを丁寧に説明してくれた。
ということで、昨日のリベンジ。
食べたいものが思い通りにやってきました。
心の底から食べたかった山もりの野菜!
これ、5種類くらいのサラダの盛り合わせなんだけど、
アジアっぽいスパイシーな味付け、酸味のあるビネガーの味付けが
絶妙にミックスしていて本当においしい!おいしい!
緑の飲み物はキュウイベースのミックスジュース。
これもおいしゅうございました。
確かこれで17ユーロくらい。
1ユーロ130円時代なら「ひょー、高い」って価格だけど、
おいしかったし、「merci」価格ということで許す。
クリスマス仕様で、お店の前も素敵です。
この日のパリは、コート着て歩くとちょっと汗をかく暑さ。
とにかくお天気がよくて、気持ちがいいのです。
このあたりから、地図にかじりついて歩くのも疲れちゃって、
とりあえずふらふらと歩きまわってみる。
merciのあたり「北マレ」というらしいけど、このあたりは
ユニークなお店が多くて、マレの次に「クールな場所」らしいけど、
なんとなく納得。
観光客が往来する通りにも、しっかりと存在していたコインランドリー。
なんかいいね。
ふらふら歩いていたのが功を奏して、
なんだか感じのいい本屋さん兼ギャラリーを発見しました。
ギャラリーでは、Nathalie Du Pasquierという作家の作品展を開催中。
フランス人らしいです。
この作品がとてもすてきで、てっきりペインターかとおもいきや、
調べてみたらテキスタイルデザイナーだった。
そして建築にも大きくかかわる人らしい。
販売していた手作り本がほしかったけど、手作りだけあって薄いのに
60ユーロ。ちょっと断念・・・。
昨年ロンドンで初めて見て「おもしろい!」と思った雑誌「apartamento」も
こんなにそろう。
この雑誌、すごく好みの雑誌なんだけど、日本だと2000円を超えるお値段。
かといって、この先、雑誌を何冊もかついで移動するのは避けたいので、
悩んだ挙句、泣く泣く購入は断念。
YVON LAMBERTという本屋さん兼ギャラリーでした。
いいお店に出会いました。チェック、チェック。
ちなみにニューヨークにも支店があるみたい。
次はニューヨークで!
写真が逆になったけど、この本屋さんでこれもほしかった!
アーティストが作った世界に一つのトートバッグ。
写真で見るとショボいけど、すごくかわいいリボンが縫い付けてあったり、
手作りのバッジがくっついていたり、
実際は手が込んでいてほーんとにステキ。
でも、これまでの旅行先、旅行先で異様な量のトートバッグを買っていて、
自宅には身に(手に)余るトートバッグを保有する私。
こちらも泣く泣く断念しました。
(「作品」ということで100ユーロ超えたお値段だったし)
と、モタモタしているうちに日が暮れてきました。
今夜はディナーの約束があるので、約束場所のレ・アール駅へ。
ビストロに入って何が食べたいって、
日本ではすっかり縁遠くなった「タルタルステーキ」!!
旅先ではお腹を壊すようなもの(生ガキとか)は避けてきたはずだけど、
今日はどうしてもどうしても食べたかった。
タルタルステーキを日本人の私が頼むと、
店員さんは、「お客さん、タルタルステーキは焼いていないお肉ですが
大丈夫ですか?」と心配そうだけど、声を大にして「Of course!!」。
とはいっても、日本のタルタルステーキと違って、
ちょっとした巨大ハンバーグほどの大きさの生肉がドシーンと
お皿に盛られてくるから面くらう。
まさにフライパンに向かう前のハンバーグのような状態。
でも、でも! 結局、「おいしい、おいしい」と完食しました。
まったくバカな理論だけど、中に混ぜ込まれたピクルスのお酢で
バイキンは殺菌されていると信じている。
友人の前では、「ふふふ、そんなはずないよね」と言ってはいるけど、
結構信じているの。
ディナーが終わり、ホテルへ帰る途中、
お昼はぱったりとシャッターをおろしていたお店が
夜な夜な開店してクレープを売りさばいていると知る。
遠目に見ていると、パリジェンヌが集って楽しそう。
「私もあの中に入りたい!」
近づいてみると、白いTシャツがまぶしい屈強なおじさんが、
せっせせっせとクレープを焼いている。
まるで寿司屋の大将みたいなその出で立ちにも興味津津。
てんこ盛りのフライドポテトを食べた後だけど、
「数駅メトロに乗ったら、ちょっと消化したかも」という気になり・・・・
お砂糖かけたクレープを注文。
まったく英語の話せないおじさんだったけど、
「お砂糖のクレープが食べたいの!!」という熱意は伝わったみたい。
じゃりじゃりした砂糖とクレープの皮、シンプルだけど、
すっごくおいしい!
これで1.2ユーロ。トレビアン!
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