その強烈な出会いはこの雑多なシャトルから。
こちら、アメリカ旅行には欠かせない庶民の見方「Super Shuttle」。
空港から指定のホテルまで、door to doorが売りだけど、
安いかわりにびっくりするほど時間がかかる。
けど、JFK空港からマンハッタンのタクシーが55ドル+チップに
値上がりした今となっては、18ドルのシャトルが本当に大事。
申し込んでから空港で1時間近く待った時、ようやく番号が呼ばれた。
インド人の案内係につれて行かれるけど、
シャトルの前で他のシャトルの運転手とけんかが始まる。
強烈ななまりの英語でわーわーやっているけど、
果たしてこのシャトルがマンハッタンのMidtownに行くのかしら。
そこがまず不安。
ぼーっとその様子を眺めていたけど、急に不安になって横を見ると、
このシャトルには珍しい日本人オシャレ男子を発見。
(今までこれを使う日本人を見たことがなかった)
「このシャトル、ミッドタウンに行きますよね?」
たずねると、オシャレさんは「ええ、僕も同じですから」。
その会話の後、私たちは同じシャトルでマンハッタンへ。
普段は日本人を見つけても、あえて話しかけない私が、
マンハッタンまで約1時間、ずーっと彼とおしゃべりしっぱなし。
ちょっとミラクルなことだった。
聞けばびっくり、彼は同じ業界の人。
まず好きなものが似ているし、NYでは同じようなお店を回っている。
「きゃー、私もそれ好き!」「同じドラマ見てるね〜☆」と
車内でキャーキャー盛り上がったとき、あることにふと気がついた。
「じゃあ、私、今日からさっちゃんって呼ぶね♡」
マンハッタンのビル群が見える頃、私たちはすっかり仲良くなって、
この後一緒に遊ぶことを約束した。
シャトルを降りた彼は、
「じゃあ、お着替えしたらホテルまで行くから♡」と
女の子ばりに手を振って、NYの雑踏に消えていったのでした。
OMG!
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