2010年11月27日

Nov19th: San Francisco2nd day


翌日はサンフランシスコのおじさんとランチしました。
「どんなものが食べたい?」と聞かれたので、「アメリカっぽいごはん」と
答えたら、またもこんなオシャレなレストランを用意してくれました。

ところが、「おしゃれで評判」とおじさんが言うとおり、ものすごい人気で、
予約をしたにもかかわらず、なんと30分待ち!



ハンバーガーが名物らしいので、それで終わりかと思ったら、
「いやいや、せっかくだしもっと頼もう」と、あれやこれや注文。
右から牛肉のタルタルステーキ、牡蠣のグラタン、エビのカクテル。

ほーんと美味しいお店でした!



サンフランシスコに来るたび、猛烈に雑誌やネットで情報を仕入れている
私のことを、「サンフランシスコ・ロコ」と呼ぶおじさん。
「今、サンフランシスコで何がはやってるの?」と聞かれ、
Casa Brutusから仕入れたコーヒー屋さんを言ったら、
「よし、行ってみよう!」ということになり。

本当に来てみました。
駅からも離れ、かなり辺鄙な場所にあった「SIGHT GLASS COFFEE」。
「えー!こんなところにコーヒー屋さんがあったなんて!」と驚くおじさん。
サンフランシスコ・ロコの株が一気にあがった瞬間でした。



「へへへ、まだ半分しかオープンしてないんだ」というお店のお兄さんが
言う通り、奥の焙煎ルームでは工事中&スタッフのトレーニング中。
しかし、手前のコーヒーバーにはすでにお客さんがひっきりなしに
やってきて、立ち飲みでコーヒーを楽しんでいます。

こうして立ち飲みをしているだけで、「どっからきたの?」とか、
「最近、寒くなったよね」とか世間話をしだすのがアメリカのいいところ。
ついでに、お店のお兄さんがレジ代わりに使っていたのがipad!
聞けば、「レジアプリがあるんだよ」だって。へえええ。

私たちがコーヒー飲んでワイワイしていたころ、撮影のロケハンで来ていた
全身「おしゃれしてますっ!」と言いたげな、日本人団体に遭遇。
「サトコ、何の撮影かな?」と言われたので、団体に質問したら、
某男性ファッション誌のロケ班だった。
丈短めのズボン、裸足にモカシン、雑誌から飛び出してきたような人々で、
なんか妙に納得。

おじさんとはここでお別れ。
おじさんがトヨタのレクサスに乗っているから、
冗談で「トヨタが申し訳なかったね」と言ったら、
「ははは、あれはクレイジーな消費者が言っただけのことだよ。トヨタは悪くない」と言った後、「実はレクサスは売っちゃって、夏にジャガーを買ったんだ」だって。
す・ご・い!



サンフランシスコ市内はすっかりクリスマスモードでした。



こちら、H&M for LANVINの行列。
いつから並んだのか聞いたら、昨日の夜からだって!
行列しているのはほとんど韓国人だった。なんで??



Macy'sもクリスマスの準備の人ですごい人出。
いつもグッチャグチャな靴売り場が、ますますゴチャゴチャに。
こんな風になってもお店の人は知らんぷり。
アメリカです。



昼に豪華な料理を食べたせいか、夜はおなか空かず。
でもビールが飲みたかったので、とりあえずサラダで乾杯。

明日はいよいよDavisへ。

2010年11月22日

Nov18th: San Francisco1st day


ホテルに荷物に置いて、やってきたのはFerry Building Marcketplace。
明後日、ここから郊外に出かけるので、そのバスの乗り場を確かめに
やってきました。一応、A型で心配性なのです。
時刻表を確認して安心したところで、おなかがすいたので早いお昼ごはん。
この日はファーマーズマーケットを開催していて、おいしそうな
ごはんを売っているお店も多数。
その中から、ローストポークを挟んだサンドイッチを選びました。
ニューヨークにはポークサンドイッチの専門店があったし、
ホテルの部屋にあった雑誌でも「ポークサンドイッチ特集」が。
ちょっとしたはやりなのかしら。

写真の大きさで8ドル。
「もう食べられない」と何度も思ったけど、結局すべて食べきりました。
おいしかった!



キッチングッズのお店をウロウロしていたら見つけた
変なクッキー型。

テキサス州の型(地味!)。



料理好きな人に、USA Mapをおみやげにしようと思ったのに、
なんと売り切れでした。
人気なのか、それとも私のように冷やかしで買う人が多いのか。

さてさて、私が大好きなMissionにやってきました。
メキシコ人が多い場所で、夜はやや怖いらしいこの地域だけど、
個人的には大大大好きな場所。
この数年、サンフランシスコに来るたび来ているけど、
どんどんとおもしろいお店が増えているような気がする。

そのひとつ、

 出発直前に買ったCasa Burtusにも出ていた「Four Barrel Coffee」。
もう、興奮してどうかなりそうなほどすてきなお店でした。
「That's SF!」と言いたくなるような感じの店員さんぞろい
(つまり感じがいい)で、コーヒー1杯でずいぶん楽しめるお店。
店員さんがドレスコードのように着ているチェックのシャツ&ジーンズ
&VANSという組み合わせが、またも「San Francisco!」って感じ。

手前がお店で、奥に見えるのが焙煎所。
セルフビルディングなのか造りが荒々しいけど、これまた
お店にぴったり合っているから不思議。


カプチーノを頼んでみたけど、ずいぶん個性的な味。



店内にはガンガン音楽がかかっていて、
焙煎しながら踊る人あり、豆を詰めながらリズムを刻む人あり、
焙煎所に自転車でやってくる人あり、結構ハチャメチャです。
とにかく緩さとかっこよさが絶妙で、「大好きなサンフランシスコ」が
ぎっしり詰まったお店でした。

「日本にこんなお店があればいいのに~」っていつも思うけど、
同じ建物が日本にあったとしても、雰囲気はまったく違うはず。



おしゃれなお店に、静かに物書きをするおじいちゃんがひとり。

あー、本当にいいお店だった。
また来たい!



ここに来るとかならず立ち寄る洋服屋さん。
今回は服よりも本にくぎ付け。
Todd Selbyの本が27ドル!日本と2000円近く違う!



先月号のフィガロに出ていたこのセレクトショップにも行って来た。
店ごと買い占めたいすてきさ!

そのほか、かなりすてきな古着のお店がたくさんあって、
ちょこちょこ見ているうちに日暮れが近くなってきた。
こんなにお店が増えているなんて!


おしゃれなお店に紛れて、中古の食器や洋服を売るスリフトショップも多数。
これがまたお宝の宝庫!
日本の骨董市でちやほやされるような食器が100円とか。
明後日の移動がなければ買ったのに!



ホテルに戻ると、またもや「足長おじさん」からお手紙が。
明日会うけど、先に美術館のチケットを置きに来てくれたらしい。
まるで親のような親切さです。



そのチケットで、夜間開館のSFMOMAにやってきました。
たまたま、メンバー向けの内覧会を開催。
サンフランシスコのおじさまのおかげで、 「メンバーの知り合い枠」で
参加させてもらいました。



今回は「ワインと美術」にまつわる展示。
世界のワイン醸造所建築をまとめた項には、私が今一番見たい
ヘルツォーク・ド・ムーロンのドミナスワイナリーも。



楽しみにしていた喫茶コーナーでは、昨年楽しんだ
「アーティストスウィーツ」がますますパワーアップしていました。



こちら、Jeff Koonsのホットチョコレート。
私はぱっと見わからなかったけど、お店の人の話によると、
マイケル&バブルスの彫刻をヒントにしたんだそうな。
なるほど!

さて、こちらも期待大なすてきな作品。



ケーキの絵で有名な画家、Wayne Thiebaudのケーキ。
誕生日を祝うために作られたそうで、その名も「Thiebaud Cake」!
1ピース切ると、余計にThiebaud作品に近づいた感じがします。



モンドリアンケーキも健在。
食べたかったのに、売り切れでした。



Thiebaud の作品はこんな感じ。
ケーキだらけ、お菓子だらけです。



いちご味のバタークリーム、間にカスタード風味の甘いクリームと、
なぜかレモンカード(クリーム)も入っていた。
一口食べると、まず「甘い」。その次に「重い」。その次の次の次くらいに、
「おいしい」という感想が出る感じ。
半分も食べれば津波のような胸やけが。

朝から晩まで楽しみつくしました。

2010年11月20日

Nov18th: Tokyo→San Francisco


先月のヨーロッパ旅行の日記も書き終えていないのに、
またもや旅行に来てしまいました。
バタバタと仕事を片付け、慌ててやってきた先は。



もう6回目になるサンフランシスコ。
予報では「曇りのち雨」だったのに、到着した時にはいい具合に
予想が外れて、サンフランシスコらしいブルースカイだった。

いつもは入国なんてチョイチョイっと、という感じだけど、
いつになく入国審査が厳しくて、予想外に大変だった。
「なんで一人?」「何するの?」「お金いくらもってるの?」・・・。
ロンドンの悪夢を思い出す質問が立て続けに。
といっても、15分弱。ロンドンみたいなことにならずに済んでよかった。



今回は趣向を変えて、今までに泊まったことのないクラシックな
ホテルを予約してみました。
ただ、ホテルに到着したのは午前10時。
さすがに早すぎるかと、ダメもとでフロントに聞いたところ、
「お部屋はすでにご用意しています」と素晴らしい答え!!
ニューヨークやロンドンの無愛想対応に慣れていたから、
やけに親切で驚いた。



大きなホテルなのに、インテリアもすてきだった。



温室風のレストラン。朝ごはんがおいしくなりそう。
この日は会議やら何かの表彰式やらで、
ホテル中頭よさそうな人が行き来していて忙しい。
だけど、よくよく見るとコーラーのペットボトルを持っていたり、
大声で笑いながらロビーを通過したり、バッドマナーな人も
ちらほらいて、こういうところが「アメリカなんだよね」と腕組みして
思わず笑いかけたくなった。