2013年9月3日

Sep2nd: NY1st day


昨年9月のニューヨーク旅行から1年が経ちました。
再びニューヨークにやってきたのは、心機一転、転職を決めたから。
「ご褒美」というわけではないけど、
これからはアメリカをぶらぶらする暇もなくなりそう(それが普通)
なので、再び大好きな土地をめぐることになりました。

楽しい旅になるといいな。

2012年9月23日

Sep20th: NY1st day

予想外に仲良くなったリョウちゃんにホテルまで迎えに
きてもらい、やってきたのはWest Village。
なんでもリョウちゃんはNYの美大出身で、
かつてこのあたりに住んでいたこともあって詳しいらしい。
私と言えば、この辺りは何度も来ているけれど、
道が入り組んでいて地図が手放せないエリア。

「とにかくオシャレなカフェがあるの〜☆」と、
地図なしでスラスラと連れてこられたのは、こちらのカフェ


確かに。間違いなくオシャレなカフェでした。
ガイドをたよりに来たような観光客はほぼなし。
ご近所のオシャレな方々が一人本を読んだり、PCをいじったり。
うまく言えないけど、オシャレしてない感じがオシャレ。


お隣の作家風のおじいさん、なんて絵になるんでしょ。
そう思いながらついつい人間ウォッチングに走る私に、
「ねねね、おしゃれでしょ、言ったでしょ♡」とささやくと、
リョウちゃんは早速店員くんに夢中。
「ね〜、かわいい〜、彼!」と。
その様子がかわいくて、微笑ましくも未だ慣れないのが本音。
だって、自分だってとってもハンサムじゃないのよ!

注文したのはエッグベネディクトと、

ベリーパンケーキ。

実のところ味は普通!!
でも、あの雰囲気で食べると180%増しで美味しい、気がする。
リョウちゃんとは車の中で自己紹介も兼ねたお話は散々したけど、
おしゃべりし足りなくて、東京と同じペースでしゃべる、しゃべる。
帰り際、「かわいいじゃない」と私たちのテーブルについた
ボーイさんにてんこ盛りのチップを献上。

この後、Upper East Sideに地下鉄でのぼり、
私が行きたかったお店に行く。
リョウちゃんと行く訳だし、「レディースの洋服でいいのかな」と
不安に思っていたけど、「私、洋服はほぼレディースを
買っているから」という言葉を聞いて一安心。

このショッピングが本当にたのしい!
私に似合いそうな洋服を見立ててくれるし、
「ねえねえ、試着してみて!」と言ったかと思えば、
試着室のカーテン前で「ねえ〜、どう、サイズ??」と
たずねてくれる。
「あ、サイズ大きそうね。もっと小さいの頼んであげる」と、
至れり尽くせり。
世の女の子が彼氏にしてほしいことをぜーんぶしてくれる。
おかげさまで、お姫様ショッピングを存分に楽しみました。


その後、セントラルパークをぶらぶら歩きながら、
メトロポリタン美術館にやってきました。
10月末までやっているルーフテラスでは、この夏東京でも見た
トマス・セラーノの作品と再会。
NYに着いて7時間。このルーフテラスからビル群を眺めると、
「ああ、ニューヨークにいるんだわ☆」と再び興奮!!

ちなみに、メトロポリタン美術館ではアンディー・ウォーホールに
関する企画展を開催中。
ウォーホールと「仲間たち」的な現代美術の教科書のような展示で、
「ああ、これ教科書で見た」「これ、本で有名なアレだ」とか、
そんな名作のオンパレード。
その中でも特に、Felix Gonzalez-Torresのキャンディーの作品は
今まで見たことがなかったものだから、感激で胸いっぱい。
当然、一粒、キャンディーを頂いて帰りました。


ほかにも、日本館に驚く作品が。
名和さんの彫刻が1点あるというので見に来たら、
現代美術とはかけ離れた屏風部屋にポツンと1匹。

これが、素晴らしくすてきだった!
ライティングの効果で、クリスタルの一粒一粒に
屏風の金箔が反射していて、鹿が黄金色に見える。
鹿の芯には杉っぽい木が使われているから、
カテゴリーは「現代美術」だけど、妙にしっくり
馴染んでいるのが不思議。

美術館を歩き疲れて、フラッと入ったのは
クラシックなダイナー。色あせた感じだけど、
結構何でも美味しいタイプのお店じゃないか…という予想。
もちろん、目新しいメニューなんてないけど、
ボックス席に座っているおばあちゃん達に釘付け!

こういうおじさんたちも、妙にキチッとしていて
クラシックな感じがThe New York。
高級住宅街だから、こういう雑多なダイナーも妙に品がいい。
けど、飲んでいるのがバニラシェイクだったりする。

ついついリョウちゃんとおしゃべりしているのが
居心地よくて、時間を忘れていたけれど、
そろそろホテルのチェックイン時間。
ここでリョウちゃんと分かれてホテルに向かう。

今回泊まったのは、Le Parker Meridien NY
このホテル、いっつもお値段が高くて、1泊4万円なんて
ザラだけど、NY行きを探っていた3週間ほど前、
なぜだか、ホテル予約サイトの「タイムセール」的なもので、
いつもの半額以下で部屋を予約することができた。
超ラッキー。
NYでは1泊3万円払ってもタコ部屋みたいな部屋なんてことも
あるのに、案内された部屋は大きくて、スタイリッシュ!
しかも、メンバーだからとアップグレードしてくれて、
チラっとだけセントラルパークが見える。
わ〜♡

部屋のゴージャスさに浸りたいところだけど、
今夜はヤンキース戦があるので、荷解きはそこそこに
ダッシュでヤンキースタジアムへ向かう。

30分くらいかかるけど、途中から地下鉄はヤンキース
Tシャツの人であふれる。
私も着たい!

今夜のシートは友人が取ってくれたもの。
野球、野球っていうけど、実は野球のルールは
ちっともわからない。
「予算は40ドル」と伝えていて、つまりヘボイ席でも
その雰囲気が味わえればいいや、と思っていた。
ところが、案内されたらずいぶんいい席(イチローが近い!)。

「これ幾ら?」と聞いたら、なんと1人25ドル!
MLB公認のダフ屋サイトがあって、
そこで自分の予算&希望シートに合わせて
チケットを購入できるサイトだとか。

なんと便利。そして、今まで40ドルも払って3階から見ていた私は
なんだったのか!?

友人とは久しぶりの再会で、チーズフライ&ホットドッグの
おデブメニューにビールを飲みながら近況報告。
おしゃべりに忙しいし、合間にヤンキースがヒットを打てば、
おしゃべり中断。「Go Yankees!! Go Ichi!!!!」と
地元民に負けない声でワーワーと応援。
いい席だったせいか、周辺には熱狂的なYankees Fanが多かった。
ちょっとヘマをすればブーイング、ナイスプレーには
「Good Job!!」とサムズアップ。

これまで低調だったイチローの調子が前日に盛り返し、
おかげさまで本日もフル出場。
出ればヒットを打つ状態で、盛り上がった私たちは、
「Tシャツ買ってこよう!」とビールの勢いで
イチローTシャツを購入。

席に戻って「ああ、イチロー、ホームラン打たないかな〜」と
言ってた矢先、バーンと打った、ホームラン!!!
もうフライドポテトをぶちまけて、周りのYankees Fansと
ハイタッチ&ハグ&ハグ!
大興奮!

イチローがYankeesを盛り上げたと言っても良さそうな、
間違いなく大活躍な一夜でした。
(実際、インタビューのカメラがすごかった!)

試合中、ずーっとイチローの様子を見ていたけど、
ボールがこなくても、常に体を動かしているのが印象的。
屈伸したり、肩をまわしたり。
他の選手がガムをかんでボーッと暇そうに突っ立ってても、
いつもひとり体を動かしていて、ボールに備えている感じ。
ああいう小さな努力が継続の秘密なのかしら。

あとは、私たちがギャーギャー騒いでいたせいでもなく、
イチローは圧倒的に声援が大きかったのも印象的だった。
移籍してまだ数ヶ月だけど、NY市民から愛されているんだと
感じる瞬間が多くて、誇らしい。とにかく、感動的な夜だった。

努力を続ける「31」の前で手を合わせたい気分になりました。



濃い一日だった。
やっぱりアメリカは楽しすぎる!

友人と別れて、夜中12時すぎにホテル着。
居心地よいお部屋で、爆睡でした。

2012年9月22日

Sep20th: at JFK

その強烈な出会いはこの雑多なシャトルから。
こちら、アメリカ旅行には欠かせない庶民の見方「Super Shuttle」。
空港から指定のホテルまで、door to doorが売りだけど、
安いかわりにびっくりするほど時間がかかる。
けど、JFK空港からマンハッタンのタクシーが55ドル+チップに
値上がりした今となっては、18ドルのシャトルが本当に大事。

申し込んでから空港で1時間近く待った時、ようやく番号が呼ばれた。
インド人の案内係につれて行かれるけど、
シャトルの前で他のシャトルの運転手とけんかが始まる。
強烈ななまりの英語でわーわーやっているけど、
果たしてこのシャトルがマンハッタンのMidtownに行くのかしら。
そこがまず不安。

ぼーっとその様子を眺めていたけど、急に不安になって横を見ると、
このシャトルには珍しい日本人オシャレ男子を発見。
(今までこれを使う日本人を見たことがなかった)
「このシャトル、ミッドタウンに行きますよね?」
たずねると、オシャレさんは「ええ、僕も同じですから」。

その会話の後、私たちは同じシャトルでマンハッタンへ。
普段は日本人を見つけても、あえて話しかけない私が、
マンハッタンまで約1時間、ずーっと彼とおしゃべりしっぱなし。
ちょっとミラクルなことだった。
聞けばびっくり、彼は同じ業界の人
まず好きなものが似ているし、NYでは同じようなお店を回っている。
「きゃー、私もそれ好き!」「同じドラマ見てるね〜☆」と
車内でキャーキャー盛り上がったとき、あることにふと気がついた。
「じゃあ、私、今日からさっちゃんって呼ぶね♡」

マンハッタンのビル群が見える頃、私たちはすっかり仲良くなって、
この後一緒に遊ぶことを約束した。
シャトルを降りた彼は、
「じゃあ、お着替えしたらホテルまで行くから♡」と
女の子ばりに手を振って、NYの雑踏に消えていったのでした。
OMG!