2010年10月12日

Oct7th London → Venice 1st day


昨夜、つらい思いをしたので、
朝ごはんは空港のちゃんとしたレストランで食べることにした。
頼んだのは「エッグベネディクト」。
ギトギトした味付けで美味しいけど、アメリカで食べる味とちょっと違う。
カフェオレとあわせて8ポンドくらい。
盛り付けがショボい分、思ったよりも安かった。



おバカなロゴが印象的で、ずっと乗りたかった「Easy Jet」でベネチアまで。
一応国際線なくせに、自由席です。
CAの人々も愉快な方が多いようで、搭乗のときにパスポートを見せたら、
「みなさん、日本からはるばるゲストが来ました!」と拍手。
「サンキュー、サンキュー」と笑顔で応えたけど、は、恥ずかしい!

着席して滑走路を見ていると、知らない航空会社の飛行機がわんさか。
中でも(ロゴのダサさが)気になったのが、「トーマスクック航空」。
時刻表は知っていたけど、飛行機も持っていたのね。



1時間40分のフライトの末、ついに、ベネチアに到着しました。
もめたイギリスの入国に比べ、ベネチアはハンコひとつで入国。
路線バスに30分ほど乗りローマ広場に移動し、
ここからは水上バスでホテルまで行きます。



最寄りの駅から歩いて宿へ向かうけど、道が迷路のように
ニョロニョロと曲がっていて、なかなか宿にたどり着かず。
iphoneのgoogle mapをにらみながら迷うこと15分。
ようやく発見しました。


キレイだし、宿の人が感じが良くてホッとした。
スタッフがビエンナーレについてやけに詳しくて、
彼女のアドバイスによると、「今日は閉館まで3時間しかないから、
アルセナーレ会場だけにしたら」と。
もうひとつは大きいから、明日の朝から見に行ったほうがいいと
言われて、そのアドバイスに従うことにした。


私の部屋は「魔女の宅急便」ちっくな屋根裏部屋でした。
天窓から空が見えたし、広いし、居心地がよさそう。
古臭そうだけど、wifiも使える近代的なお部屋です。
これで100ユーロちょっと。
ホテル選びに関しては病的に吟味したから、
その苦労が報われてよかった!

荷物を置いて、会場へダッシュ。



ベネチアに来たのは10年ぶり。
実は、「どうせド観光地でしょ」とあまり期待していなかったけど、
行ってみたらあまりの素敵さに大いにウカれ、
同級生とこうしてゴンドラに乗った記憶を鮮明に覚えています。
観光客が多い分、この場所にいる人の多くがハッピーな表情で、
そんな環境に影響されてしまうのか。
「また来たいな」と心に残った場所のひとつです。

とにかく天気が良い。
再建築が難しい場所柄か、ガッカリ建物の出現もなく、
10年前と同じ風景がそこにありました。
水上バスに乗るだけで幸せで、あまりの楽しさに一人ニヤニヤ。



さてさて。
今回の旅のビッグイベント、「ベネチア・ビエンナーレ国際建築展」の
会場のひとつ、アルセナーレ会場に到着しました。



お客さんもオシャレ!



20ユーロでチケットを購入すると、
3Dの映像作品用めがねを渡されました。
わくわく。



期待していたヴィム・ヴェンダースの映像作品が最初に登場。
「スイス連邦工科大ロレックスラーニングセンター」を見学しに、
ローザンヌまで行こうとしていたから、
この映像作品を見て、いったん満足。

話題だったセグウェイに乗る妹島さんと西沢さんもしっかりと
見ました。なんかかわいらしかったな。



写真では何度もみていた「Clouds scapes」。素敵な作品でした。
湿気のある暖かい空気と、湿度の低い冷たい空気を層にして
雲を発生させた空間です。

螺旋階段を上って雲を突き抜けると、ムシムシした暑い空気の層を
しっかり感じることができます。
螺旋階段を上る人が見え隠れし、
人が多くなって空気の動きが多くなると雲が一時的に散ってしまう。
同じ現象が一度としてない空間です。



幻の石上作品。
猫の乱入により、3時間で崩壊したそうな。
細いワイヤーが数本残っていました。



ハンスの24時間インタビューマラソン。
日本からは私が見たところ、SANAA、石上さん、伊東さん、
藤本さんの4人だったような。



ハンスがインタビューするこの映像はすべて英語。
この前の講演で、「数年前まで英語はぜんぜんだめだった」と話していた
SANAAは流暢ではないけど、きちんと話していて堂々としたものでした。
イギリスの友人も同様の意見だったけど、英語が断然すごいのは藤本さん。
石上さんはインタビュー中汗びっしょりで、こちらが緊張する感じ。


個人的に大感動だったJanet Cardiffの「The Forty Part Motet」。
エルメス銀座で見たときも素晴らしかったけど、
空間が倍ほど大きいせいか、その迫力も倍以上。
すばらしすぎて泣きそうになった。
この時点で、この旅行の元をとった気分。



笑っちゃうのが、各所に設けられた「Relax Area」。
「ビーチ?」と思うようなスペースで、みんな寝転んだり、
座っておしゃべりしたり。



私も休憩。
この日は25度を超える暑さでした。

「小さい」と宿の人から言われたアルセナーレ会場は、
私にとって期待していた作品がほとんどそろう、「メイン会場」でした。
そもそも古い造船所の空間が圧倒的。
うまく写真を撮れなかったけど、オラファー・エリアソンの作品も
よかったなあ。

午後6時に会場を出て、水上バスであてもなくベネチア観光に
出かけました。
巨大マンションのようなクルーズ船が4隻も接岸されていました。
夕暮れどきをバルコニーで過ごす優雅な老夫妻がたくさん。


7時すぎに日没を向かえました。
さてさて。ごはんをどうしようかな。



ふらふらと歩いていると、地元民っぽいおじさんがわいわいと集う
酒場を発見。
入りにくいけど、おいしそうだったのでがんばって入店してみました。
黒髪おかっぱの東洋人女の客に、周囲の人は驚いたようだったけど、
私はおかまいなし。
とりあえず、おいしそうなおかずをいくつか盛り付けてもらいました。
お昼抜きで、とにかくおなかペコペコだったせいか、
どれもこれもおいしく、あっという間にペロっと完食。

(手前から)
ハモンセラーノのサンド、モッツァレラチーズのフライ、魚介のマリネ、
おいものサラダ、白ワイン×2杯

これで10ユーロ? 安い!



狭い店内にぎっしりおじさん!
たまに私のほうを見て、何か話しかけてくるけど、
イタリア語につき何を言われているのかさっぱりわからず。
「おいしいかい?」と聞いていると予想し、
「シー、シー(Yesの意味らしい)!」と答えてみると
満足そうだったので、なんとなく合っている予感。

どの方も英語は話さないようで、英語の問いかけにも
首をかしげるだけ。
その後も何か話しかけられても、すべて「シー、シー!」。
これでよかったのかな?


さて、さきほどの店を30分ほどで出て、
さらに歩いていると、またも良さそうなお店を発見。
まだまだ食べられたので、入ってみることにした。

こちらは選べるおかずの種類も多く、
さっきのお店よりも手が込んでいる。
ズッキーニにツナをつめて焼いたもの(超美味!)と白ワインを
頼んだところ、これで6ユーロ。
やっぱ安いね。

会社帰りのOLや近所のおじさんなど、一人客も多くて
居心地がよかった。
観光客が多い場所にはきちんとしたレストランばかりだけど、
ちょっと外れてみると意外な路地にぽつっとこういうお店がある。
スタンディングで、おいしいものがちょっと食べられて。
こんなお店が近所にあったらいいなあ!



さらに!
夜11時もまわったので宿に帰ると、
なんと宿の前にもおいしそうなバールがオープン!
昼間は静かだったから気づかなかった。
宿に荷物を置いて、小銭を持ってワインを1杯。
2.5ユーロでした。

なんだかすごく楽しい1日だったなあ。


2010年10月9日

Oct 6th London 1st day

10日間の休みをとるって、本当に大変だった。
久々のヨーロッパ旅行だし、地図を眺めたり、
ガイドブックを熟読したりしたかったけど、そんな余裕はなし。
とにかく成田空港に来て飛行機に乗った・・・という感じ。

旅はどたばたと始まりました。


ロンドンまではバージンアトランティック航空で。
隣の日本人グループが、「イマイチだよね」とひそひそ話しているのを横に、
お昼も食べずに搭乗した私は、ガツガツと食べきる。



映画を2本見て、お酒の勢いを借りて1時間くらいウトウト。
ウトウトの合間にアイス&サンドイッチのおやつをしっかり食べて、
本を読んでいたらあっという間にイギリスが近くなったらしい。
着陸前のごはんは「テリヤキライス」。
「テリヤキ」とか言っておきながら、ごはんをほじくって探しても、
チキンもビーフもポークもなく、テリヤキ味の野菜&汁だけ!
ひどいではないか。



イギリスはちょうど10年前に来たっきり。
その時はパリからユーロスターで入国したから、書類を出すだけだった。
時は過ぎ、テロが頻発するご時世だからか、入国はすこぶる厳しかった!
まず入国審査まで1時間ほど行列に並び、その後は質問責め。
「ここで悪態をつくと、本当に入国できないんじゃないか」と心配になるほどだった。

とくに、「一人旅」に関しては超厳重。
「なんで一人なの?」「どうして一人でヨーロッパなの?」
「イギリスに友達いないの?」「イギリスで何するの?」などなど。
イギリスに友人がいるのは事実だけど、住所も仕事のことも知らないから、
下手に言うとやっかいそうだと思い、
「友達がいないからイギリスに一人で来ました」と言いきってみる。

「目的は美術館です。とても好きなんです」と当たり障りないことを
言ったつもりなのに、「どこの美術館に行くの?」と聞かれて、
「テートモダン」と言ったあたりから、状況が狂い始めた。

「君、テートは美術館じゃないよ、ギャラリーだよ」
「私にとっては、美術館もギャラリーも同じ意味です」
「あんた、そりゃわかってないな・・・」と延々と続く。
こんなくだらない押し問答をやってるから、こんな行列ができるんじゃん。
思わずチッと舌打ちしそうになるけど、高いお金を払って来ているのだから、
「わたし、ふつーの日本人なんだって」とニコニコ笑ってやりすごす。
アメリカだったら、「美術館を見に来ました」なんて言うだけで、
「いい趣味だね!」と言いつつ、すぐにハンコ押してくれるのに。

晴れて入ったイギリスはとてもいい天気。
3時に着陸したのに、入国審査の悪代官のせいで、
荷物をピックアップした時にはすでに5時すぎだった。
ヒースロー空港から、明日のフライトがあるガトウィック空港に
1時間かけて移動する。
ガトウィックで1泊して、明日の早朝のベニス行きに備えるつもり。


明日の8時のフライトまで、12時間弱の滞在。
短い時間だし節約もしたいので、かなりキテレツな選択をしてみました。


ヨーロッパ版「カプセルホテル」です。
その名も「yotel(ヨーテル)」。
空港近辺のホテルは数々あるけど、搭乗口まで「徒歩わずか2分」が売り。
一番泊まりたかった空港直結のヒルトンが1泊1万4000円。
ヨーテルはその半額の7000円弱です。



部屋に入って驚きました。
本当に「カプセルホテル」的!
部屋のあまりの小ささと、窓なし空間の圧迫感におののいてしまったけど、
泊まると決めたから仕方ない。
でも落ち着かなくて、荷物を置いて即空港のカフェへ。
カフェで限界まで粘り、眠くなった時点でホテルに戻り、即就寝。
この空間ではほとんど寝ていた感じ。



トイレ&シャワーも同じユニットに入っているので、
完全個室ではあるけど・・・。
今度泊まるなら、たとえ12時間以下の滞在でも倍のお金を払って
ヒルトンにすると思うな。

 

2010年9月30日

リュック


1週間悩んだ末に、結局リュックを買ってしまった!
旅行前に、痛い出費。
ニヤけるほど好みのリュックなので、仕方ない。