2009年12月1日

THIS IS IT


「THIS IS IT」が公開されてものすごい動員数だったようですが、
私も動員数アップに大貢献した一人。
何せ公開中4回も見に行ってしまったのだから。

最初に見たのは公開されて間もないころ。
半休をとっていた日で、「平日だし、どっか空いてるでしょ」と思ったら、
信じられないことに、新宿、渋谷、六本木はどこも満席に近い状態!?
マイケルのために半休を取ったわけで、観ないわけにはいかない。
真ん中のいい席に座るためには・・・と自宅から同心円状に
遠ざかって探した結果、「としまえん」になってしまった。
渋々向かうとやはりほぼ満席。
しかも、マイケル・ジャクソンの客層とは思えぬおばさん&おばあさん率・・・。
前後右左、みっちりとおば様方に囲まれながら、
在りし日のマイケルを見ることになった。

実はこの映画に対してあまり期待していなかった。
むしろ、「マイケルのダンスがヨボヨボで、歌もひどかったら」と思うと、
観るべきじゃないかな・・・と思ったほど。
けれども、良い意味で予想を裏切る見事なダンスと
しっかりした歌声を聞いていると、ホッとすると同時に
やはりまだ亡くなるには早すぎたのだと、とても切ない気分になった。
隣のおばさんが大泣きしていたけど、その気持ちは私だって一緒。
ジャクソン5時代の映像、「I'll be there」を歌う場面、
エンドロールでこども達へのメッセージが流れた場面では、
わーわーと泣いちゃいそうになった。

映像の使い方や、シルエットをいかした演出なんかは
だたのコンサートとは言い切れない魅力的なもので、
ロンドン公演が実現したならば、歴史に残る本当に素晴らしい舞台に
なったのだろう。そう思うとますます切ない。

世界から選抜されて勝ち残ったバックダンサー、脇を固める演奏者、
コーラス、振り付け、舞台装置、映像制作者など、
裏方たちの存在もとても心に残った。
一流の人と一流の仕事をする人々の様子が、この記録を
一層豊かなものにしているのです。
そして、映画館を出るときに毎度思うことは、
「さすがアメリカね!」ってこと(いつも通り)。

というわけで、大いにハマッた私は会う人会う人に、
「ねー、マイケル観た?観てない?観るべき!」と布教活動に勤しみ、
代わる代わる友達と映画館に通ったのでした。
2回目は友達と自転車で駆けつけた午前0時25分からの六本木。
3回目は別の友達と新宿、
4回目は11月27日、再上映が決まる前まで「ラスト」とされていた日の
午前3時20分から、友達とタクシーで六本木へ(笑)

12月19日から再上映が決定。
会う人、会う人「また行くんじゃないの~」と言うけど、
「もう行かないよ~」と表向きのコメントしているところ。
また行っちゃいそうな予感。

2 件のコメント:

naoyafujii さんのコメント...

あの「I'll be there」はすごかったですね、昔の映像との重ね方はズルい、泣いちゃいますよね。
しかしまた再上映決定ですか、、、最後だと思って深夜に寒空の中新百合ケ丘まで自転車を飛ばした往復20kmの苦労が(泣)
まああのタイミングで観れたことが良かったんだと思います、もう一回観たいと思わせてくれてその思いが叶うことになったのですから。

No.3105 さんのコメント...

fujiiさま

確かに「ズルイ演出」。周りもまずあのシーンでシクシクし出しますからね。
「4回も観るなんて!」と異常がられた私ですが、何度観ても同じところでウルっとして、観終わったあとは1回目と同じ感動で胸いっぱいなんですよね。
そして、「Last of Last」と意気込んでタクシーでかけつけた私の27日の深夜の苦労も、水の泡となりました(笑)